今日は、先日あるコンバージョンの話の相談を受けたので、その詳
細を伺いに、都内某所へ行って来たのですが、久しぶりの朝の通勤
時間帯の電車なので混雑をそれなりに覚悟していたのですが、そん
な事を気にすることも無かった、という程度の混雑ぶりでした。

20090601_01.jpg
(写真はこのところの雨で一気に咲いた気がする、今朝の紫陽花)

そんな感じで目的地に着いて、早速の相談となったわけですが、今
回の計画は、行政の建築課だけで済む話ではなくて、他の課が幾つ
も絡んでくる内容だったので、話を整理するのに結構時間を使う結
果となってしまいました。

話の内容はお話できませんが、このように建築に絡む事で相談をし
に来られる場合、自分で役所に行って相談して、その結果どうしよ
うも無くなってから、私の所に来るというケースが多いです。

そのような場合、役所が一度判断した結果を覆す事は難しいので、
出来る事も出来なくなるケースも有ると言う事を含めて、専門家に
相談する時は早ければ早いほど良いですよ。と、アドバイスして別
れたのですが、さて、これから、役所へのアプローチを念入りに検
討しなければならない週始めです。
09年06月01日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
09年05月30日

阿修羅展

3月31日から上野の国立博物館で始まった阿修羅展。この展覧会
を以前から見る予定にしていたのですが、この興福寺の阿修羅につ
いてTV放送が有る事を知って、展覧会を見てから放送を見るか、
放送を見てから展覧会を見ようかと、思案した結果、放送を見てか
ら展覧会をみる事にしたのですが、

20090530_01.jpg

そうしたら、4月の下旬に新型インフルエンザの事が始まり、行く
時期を逸して、来週には終了してしまうので、今日は雨も続いてい
る事だし少しは人ごみも緩和されているのでは?

などと、予想して夕方出掛けたのです。入場待ち時間が40分と言
う(実質は20分程度でしたが)時間ならば空いているほうなのか
もでしたが、それにしても、あれほどインフルエンザの事が報道さ
れてマスクをした人が多かったのが、嘘のように、マスクしている
人はちらほらという感じで、マスクをしているこちらが何か遠慮勝
ちになるのは、気のせい?

予防するのは自分の事なので何も他人を意識する事も無いのですが
多くの人の身の代わりの早さにはビックリする感じでした。
そんな事はさて置いて館内に入れば多くの人がメインの阿修羅像の
回りに渦巻いて二重三重の人「で時計回りに動いてください!」と
係員が言っても従う人が少ないらしく、係員自らが人だかりに入り
動くという荒業で誘導していました。

像を見た感想はTVで見る像よりも実際の展示は照明が暗く感じた
ので細かい彩色などは良く見えませんでしたが、TVでは顔の部分
を中心に見せていて判らなかったのですが、この像を左側から見た
時に安定感が損なわれていたように感じた事です。何か重心が後ろ
に掛かっているような?

そんな感じを持ちましたが、やはりこのような人込みで無い時に
ゆっくり見たいとも思ったのでした。でも、像の後ろを見る事は、
今後は出来ないのですね。
09年05月30日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
09年05月29日

軒樋

現在の建物に当たり前のように付いている軒樋(のきどい)ですが、
この樋が軒先に何時ごろから付くようになったのか、ハッキリし
た事は判っていません。

現在屋根の先端の意味で使われている「軒」の文字も昔はこの字で
はなくて「檐」(シフトJISコード 5C79)の文字が使われている事が
知られていますが、この文字の変遷もハッキリした事は分かってい
ないようです。

20090529_01.jpg

20090529_02.jpg


そんな軒先に付いている樋(とい)ですが、その起源を伺わせるよう
な物がこの写真の民家に有ります。このような建て方を「2棟造り
型」とか「分棟型」とか呼ばれていて2棟に建てられた家の軒が接
した所に「樋(ひ)」と呼ばれる木に溝を掘った物が有り、
雨が降った時に屋根から流れてきた雨水をこの樋で受けて屋外に流
す仕組みになっています。

表には甕を置いてあり、雨水を溜めるようになっていて、水の確保
もできるようになっているのは、樋が先か甕が先かの思いも出て来
そうです。
09年05月29日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
09年05月28日

今朝の雨

今朝の世田谷は雨降りで、通勤途中にある栗林では雨でも花の匂い
を辺りに放散して、そろそろ梅雨になる事を感じさせています。

20090528_01.jpg

20090528_02.jpg

雨といえば、昨年はゲリラ豪雨と言う言葉が生まれた程、一時的な
雨量の多さに下水設備が追いつかないで災害になってしまう報道が
有りました。

昔から自然現象と人間が居住する場所の確保との戦いでしたが、都
市化が進んでき様々な技術の進歩で自然をコントロールできるので
は無いかと錯覚させるような現代に、警鐘を鳴らしているような気
さえする現象が近年起きているなぁ・・・。

この写真の栗林のような、雨を土の中に浸透させる面積が増える必
要があるのだと。そして、住宅計画に雨水の浸透を上手に取り込ん
でゆく必要を再確認したのでした。
09年05月28日 | Category: 雑感
Posted by: shimasekkei
09年05月27日

2項道路-権利

昨日に続いて2項道路の話で、今回は道路となった自分の敷地の権
利はどのようになるか、という話。

この道路になった敷地をどのようにするのか、或いはできるのかは
各市町村によって、違っています。元々自分の敷地なので、この土
地を手放したくないと思うのは人情で当然自分の土地として持ち続
ける事はできる訳で、実際そのようにしている人も多くいます。

自分の土地だと当然に固定資産税が掛かるので、それも嫌だと思う
時には、その土地を文筆(登記上土地を分ける事)してその土地の
名目を宅地から公衆用道路にする事によって税金を免税にする事が
出来ます。しかし測量費や登記費用が掛かるのが思案のしどころ。

行政に拠ってはこの土地を買い取る事もしていますが、現在の税収
の落ち込みを考えると、買い取る行政は少ないと思います。

それではどうするのかと言えば、権利は自分が保有して、管理は行
政に任せるという手段がありますが、現在はこれも行政によって扱
いがまちまちという現状。

そのようにその時々の社会情勢によって道路扱いとなった土地は、
扱いが違っているので、道路として整備されて表面は綺麗になって
いても、目に見えない線引きがされているのが2項道路です。
09年05月27日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
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