税理士の主なお客さまは事業所であります。長野県内の企業動向につき「長野商工会議所だより 2007.12」に的確な一文がありましたので紹介します。


(ここ10年で事業所数は10%減に)

 長野県の調査によると、平成18年度の県内の事業所数は114,530所で、10年前の平成8年度の約89%にあたる。業種別に見ると、ほとんどの業種の事業所数が10年前より減少しており、なかでも製造業、宿泊業、飲食料品小売業は10年間で80%以下となった。一方で、平成8年度には464所だった農業は、平成18年度には527所にまでに増加している。


(従業員数では)

 同様に県内の従業員数を見てみると、平成18年度は925,540人で、平成8年度の約92%、85,092人の減少である。ちなみに県内の総人口は平成14年から減り始め、平成18年と平成8年を比較すると883人の減である(ともに1月1日の数字)。年齢区分別のデータでは、平成19年を平成7年と比較すると、0−14歳で7.3%減、15−64歳で5.5%減、65歳以上で4.4%増という数字がある。
 従業員数を業種別に見ると、増加しているのが農業、一般飲食店、飲食料品小売業で、減少しているのが宿泊業、飲食料品卸売業、製造業、建設業である。建設業は10年前の約67%と、減少傾向が著しい。


(農業が伸びている)

 一般飲食店、飲食料品小売業は、事業所数は減少傾向にあるものの、従業員数は若干の増加が見られることから、店舗の大型化が進んでいることが推察される。製造業、建設業、宿泊業は、事業所数、従業員数ともに減少している状況が顕著に現れたが、農業のみが増加していることは注目される。これは、団塊世代などがUターンして農業を始めたり、都会から農業生活に憧れてIターンしてくる人が増えているためではないかと推測できる。



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