私の地元善光寺には、毎日全国から参拝者が訪れて頂いております。これは単に難波から難を逃れた信州長野の地にお移り頂いただけで全国から参拝頂けるようになった訳ではありません。善光寺聖という僧侶が、ご本尊のご分身仏を背負い、全国各地で善光寺縁起を唱導して、善光寺信仰を広げ、善光寺講という組織を創り上げたこそ、現在の善光寺のにぎわいがあります。今は予測不能の時代でありますが、だからこそ一筋の光明を見出し、頼りとしていく以外なさそうです。


(21世紀は地球規模の大変化)

 半年前に、米国大手証券会社リーマンブラザーズが倒産すると予測できた人はいなかった。我々は過去に例のない時代に突入しています。20世紀は、日米ほか富める国民10億人と貧しい国民50億人という構造でしたが、21世紀になり、中国・インド・ロシアなど生活レベルが上がってきた国民が出て、食糧不足・原油とレアメタル高騰など、時代の大変化への予兆が出始めています。


(どうしたら生き残れるかを考えて欲しい)

 日本国内では、総人口減少し、それ以上に生産人口が減少しています。これ以上の成長は望めません。パナソニックが三洋電機を吸収するように、大企業は変化への対応を急いでいます。我々も事業活動で勝ち組に残るには、孫子の云う「敵を知り己を知らざれば 百戦して危うからず」の有名な言葉通り、敵を知ることが必要であります。


(政治家は次の選挙を見、官僚は10年先を見ている、でその対策は)

 誰も、崩れゆく業界で努力するより、21世紀を支える新しい分野で努力を重ねたい、先々厳しい日本で何に希望が持てるのか知りたいのは人情であります。これまで、生活(経済)を支えるインフラは、河川での通船、主要都市を結ぶ鉄道、高速道路、新幹線と変化し、豊かさを運んできました。これからはインターネットの時代といわれ久しいのですが、その姿を見ることができません。ただ、行政の方向性は政府(官僚)が作成したビジョンにあります。それはu-japan政策( http://www.soumu.go.jp/menu_02/ict/u-japan/index.html )で、戦後官僚主導で経済復興した例からして、参考にすべきと考えます。



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