貯蓄から投資へという時代と言われますが、今回は貯蓄(金利)について少し勉強してみましょう!

貯蓄は利息がつきます。その利息は金利によって決まるのですが、まず金利とはどういうものかをご説明しましょう。

金利とは、お金の貸し借りに対する資金の使用料(賃借料)のことです。
そして金利には2種類あります・・・
・短期金利(主に無担保コール翌日物金利)
 日本銀行が政策的に誘導し、金利を下げることで→景気回復、上げることで→景気抑制します。
・長期金利(主に十年物国債)
 将来の物価や景気がどうなるかという市場の予想により変動します。

日本の金利の歴史も少し・・・
ゼロ金利政策(1999)
・日本はバブル崩壊以後、景気後退やデフレの影響に対して無担保コール翌日物金利をほぼゼロにして景気回復を目指しました。
量的緩和政策(2001)
・2000年にはゼロ金利政策は一時解除されたのですが、景気は依然として腰折れ状態でした。そこで日銀が金融機関から国債などを買い取ることで、金融機関に必要以上の資金を供給しました。この資金は金融機関が自由に使えるので、景気を刺激できるという政策でした。この時の無担保コール翌日物金利はゼロ金利政策期よりもさらに低く、0.001〜0.002%を推移していました。

その後、景気回復を受けて'06年には量的緩和政策・ゼロ金利政策ともに解除されました。現在、無担保コール翌日物金利の誘導目標は0.5%で、大手銀行の普通貯金の金利は約0.2%まで回復しています。

本来は昨年8月に金利を上げるはずでしたが、ご存じのサブプライムローン問題により、トーンダウンしてしまい金利は低金利で停滞していますが、最近はインフレ傾向もあり、金利の動きが怪しくなっています(いつ上昇してもおかしくない)

特に変動金利借りている人、ぜひ金利の動きには注意しておきましょう!