カウンセリングでは、見かたを変えることを「リフレーミング」と言います。例えば、のろまはおっとり、ケチは節約家、臆病は思慮深いなど、あまり良くない見かたを、良い見かたに変えていく手法です。
クライアントは、相手や自分にダメ出ししていることが多いため、カウンセラーがリフレーミングをすることで良い見かたがあることに気付くことができます。
 人間関係や自信の回復をしていく上では、相手や自分への見かたを良くすると、視野を広く持てるようになり、相手や自分との関係が良くなっていきます。
また、過去の出来事に対する見かたについても、リフレーミングをしていくことで受け容れやすくなっていきます。
 リフレームとは、直訳すれば再構築ということになります。受け止めかたを再構築することで、人生そのものを再構築し、より良い生活を手に入れることができるようにカウンセラーは配慮していきます。

 2006年もあとわずかになりました。今年は特に社会の中で悲惨な出来事や切ない事件が多くあったように思います。社会全体の見かたが悪い方へと傾いている気がします。2007年の来年は是非、社会全体がリフレームして、もっと良い見かたができるになって欲しいものです。

今年1年お世話になった皆様には心から御礼申し上げます。来年もどうぞよろしくお願い致します。

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