一部の銘柄に注文が集中し、約定の処理が物理的に不可能になるような場合、ザラバ中であっても、いったん商いを中断し、改めて、板寄せ方式による値付け方法で取引を再開する場合がある。このような中断を板寄せ中断という。
一般的に市場で使用される「板寄せ」といえば、この板寄せ中断のことを指す。コンピュータ化された今では、この板寄せ中断はまず見ることが出来ないが、バブル絶頂期は、必ず、立会場銘柄の何割かは板寄せ中断をしていた。 場立ちにとっては、一時的に開放されるほっとする一瞬だった。