車をローンで購入する場合、通常のローンよりも負担を軽くした「残価設定型」と呼ばれるものが広がってきたようです。車検の時期である３〜５年後に中古車として売却できる価格（残価）をあらかじめ設定し、購入者は残価分を差し引いた額を分割で支払う仕組み。短期間で車を乗り換える人には有利だが、同じ車に長く乗りたい人には不向きなサービスといえます。
月々の支払額を抑えながら数年ごとに新車に乗り換えたい人には使い勝手がよさそうだが、注意も必要だ。返済に併せて残高が減っていく通常のローンに対して残価型では残価設定分が最後まで据え置かれる為、残高に対する支払いが高止まりしてしまう。例えば、２００万円の新車を通常の３年ローンで購入して１００万円で売却する場合と１００万円の残価を設定したローンで購入した場合と比べると、同じ金利として支払総額は残価ローンの方が８万円ほど割高になるのです。
人生で一番高い買い物である住宅を購入する時も目先の支払いを抑えるために変動金利を選択する。これも金利が上昇し最終的には割高になるかもしれませんよ。
何事にも目先のことをお考えるのでなく、トータルで考慮する必要がありますね。