07年11月22日
向日性について
■「向日性」について
「天地自然の理」という言葉があり、
古くは、二宮尊徳翁も使われています。
この古くから使われている「天地自然の理」は、
何事も大自然の法則に照らし合わせて判断するのが良い
という事が骨格になっているようです。
この「天地自然の理」の中に、
「向日性の原則」
と言うものがあります。
特に、顕著なのは植物なのですが、
植物は、太陽の陽が差し込む方向に向かって成長する
という大原則なのです。
この原則を人間に当てはめると
若干、難しい面が出て来るのです。
それは、人によって好みや気分によって違うからです。
特に、気分に左右されやすく、
日頃は、明るい活発なことが好むタイプでも、
気分によって、明るいことがうるさく感じるのです。
しかし、その大半は、やはり大原則に従っているのです。
■「記憶に残る長嶋、記録に残る王」
私たちの年代では、
「記憶に残る長嶋、記録に残る王」
と言われたことがありました。
どちらも常勝時代の巨人軍の中核バッターです。
2人の選手としての数字を見ると「世界の王」と言われるように、
ホームラン数などは、圧倒的に王選手の方が上なのです。
しかし、人気という面では、この数字に関係なく、
圧倒的に長嶋さんの方が高いのです。
この現象を
「記憶に残る長嶋、記録に残る王」
と表現したのです。
「記憶に残る」という事は、
試合というドラマのクライマックスで主役の働きをした
という点も見逃せないのです。
いわゆる「勝負強い」ということなのです。
確かに、「勝負強い」と人気が出るのですが、
長嶋さんの突出した「人気」という要素を考えてみると、
★「勝負強さ」、「意外性」、「派手なパフォーマンス」
の3要素が揃っている点が凄いのです。
確かに、「勝負」という面では、
王さんのホームランは、試合の趨勢が決まった後のダメ押しのような
場面が多かったのです。
勝負を分けるシーンでは、
長嶋さんの活躍
が目立ったのです。
その他に、独特の表現術、
「いわゆる〜、その〜、一つの〜・・」という語り口調や、
意外な英単語の使用も「魅力」でありました。
また、三振するにしても派手なパフォーマンスがあって、
強烈な印象を与えてくれました。
これらの要素に加えて、
顔から来る印象でも、王選手は肩苦しい印象があるのですが、
長嶋さんには、口調も手伝って「明るさ」があるのです。
この「勝負強さ」、「意外性」、「派手なパフォーマンス」などの特性は
長嶋さん独特のものです。
中畑選手などもマネたようなのですが、3拍子揃わないのです。
■「意外性」&「面白い」
このように、長嶋さんの素晴らしさは
★「勝負強さ」、「意外性」、「派手なパフォーマンス」
の3拍子が揃っていることなのですが、
我々、凡人が心得るべき点を学ぶ必要があります。
私は、「意外性」&「面白い」という要素に着目して、
俳優の西田敏行さん
がモデルと考えています。
西田さんは、言うまでもなくマルチ・タレントで
いろんな才能をお持ちですが、ある一点を除くと普通の芸人さん
かも知れないのです。
西田さんは、「つりバカ日誌」などの映画で人気がありますが、
彼の先天的な要素である「顔つき」や「スタイル」という面では、
凡そ、人気が出ると思えないのですが、
彼は「意外性」という面を発揮して、結構、「面白い」という面
で突出しているのです。
この「意外性」&「面白い」が重要なのです。
高橋英樹さんなどの2枚目スターがTV番組に出演して、
意外性を発揮しようとされていますが、
西田さんは、本芸で意外性を発揮されているのです。
西田さんは、最近、CMにも出ておられますが、
通常の俳優さんのように、語るだけではインパクトが弱いので、
「裸踊り」をいれてCM界の脱常識的な「面白さ」
を加えています。
おそらく、「裸踊り」を省くと平凡なCMに終っていると思うのです。
■「実践のコツ」
このように、「意外性」&「面白い」が良いのですが、
「じゃ、どのように、実践すれば良いのか?」
という点が課題になります。
ある時、「オール電化」関連の話ですが、
「IH料理教室」に主婦8名集めて、3件受注した
という事例があります。
この成功要因が「意外性」&「面白い」だったのです。
お客様の「IH料理教室」が終った後、試食会の前に
★ホテルのシェフのような格好をして現れて、
★「僕が皆さんに特別料理を作って、ご馳走します」
と言って、一度、うやうやしく冷蔵庫の中を見渡して、
★たまご焼き
を作った営業マンがいたのです。
これは、大喝采だったそうです。
そうですよね。
「IH料理教室」に来ている主婦相手に、
自分が主婦以上の料理をつくるのも良いかも知れませんが、
「さぁ、つくるぞー!」
と思わせる一流ホテルのシェフの井出達から出た
「たまご焼き」
って、凄い「オチ」と思いませんか?
これで、オープン・マインドになって、楽しい懇談があって、
3件受注できた
という事でした。
普通は、ゼロ件に終るケースが多いのです。
彼の「意外性」&「面白い」は、今も発揮されています。
■「楽しい・楽しい・・」
実は、私は何も芸のない、どちらかと言う「くそまじめ」な感じです。
親に感謝するのは、
「福顔」
に産んでくれた事です。
今、58才ですが、ずっと若く見えるようです。
こんな私が、経営コンサルタントという商売でやっていけるのは、
マイ・ブームとなっているコツがあるのです。
それは、いつも「くそまじめ」に仕事しているのですが、
ある時、古いお付き合いのキョーラクの辻専務から電話があったのですが、
この時、あるお客様への資料を書いている途中だったので、
電話の会話が弾まなかったのです。
辻専務は、
「栩野さんとこは、前澤さんだけが合格や!」
と叱って下さったのです。
理由は、
「電話応対のトーンが低い!」
という事だったのです。
「とちのでーす!」
と語尾を上げるようにしなさい
と教えてくださったのです。
私にも言い分があったのですが、
「腑に落ちた」
状態だったので、
「これからは、何でも、やる限りは楽しくやろう」
と決心したのです。
もちろん、語尾をあげるように心掛けました。
さらに、「何でも楽しくやるぞ!」と決めたのです。
気分が乗らない時もあるのですが、
「楽しい・・楽しい・・」
と暗示のように気合をかけていると、
徐々に、「楽しい」が自分に乗り移り、
暗示にかけたような状態になるのです。
そして、不思議なのですが
「面白い」という興味に変わってくるのです。
「楽しい」から「面白い」状態へシフトすると
ホントに集中力が働いて、
アッという間に終る感じになるのです。
これは「会話」も同じなのです。
「楽しい・・楽しい・・」を心掛けると
自然と表情も明るくなり、
相手の反応にも「笑い」というリアクションが可能になり、
ドンドン、関係がよくなって行くのです。
ある方は「笑い」がキーポイントで、双方に、「笑い」が出て来ると
自然と「財布」も笑って口を開けてくれると教えて下さいました。
「楽しい・楽しい・・」という暗示を試して下さい。
きっと、よくなるように思います。
「天地自然の理」という言葉があり、
古くは、二宮尊徳翁も使われています。
この古くから使われている「天地自然の理」は、
何事も大自然の法則に照らし合わせて判断するのが良い
という事が骨格になっているようです。
この「天地自然の理」の中に、
「向日性の原則」
と言うものがあります。
特に、顕著なのは植物なのですが、
植物は、太陽の陽が差し込む方向に向かって成長する
という大原則なのです。
この原則を人間に当てはめると
若干、難しい面が出て来るのです。
それは、人によって好みや気分によって違うからです。
特に、気分に左右されやすく、
日頃は、明るい活発なことが好むタイプでも、
気分によって、明るいことがうるさく感じるのです。
しかし、その大半は、やはり大原則に従っているのです。
■「記憶に残る長嶋、記録に残る王」
私たちの年代では、
「記憶に残る長嶋、記録に残る王」
と言われたことがありました。
どちらも常勝時代の巨人軍の中核バッターです。
2人の選手としての数字を見ると「世界の王」と言われるように、
ホームラン数などは、圧倒的に王選手の方が上なのです。
しかし、人気という面では、この数字に関係なく、
圧倒的に長嶋さんの方が高いのです。
この現象を
「記憶に残る長嶋、記録に残る王」
と表現したのです。
「記憶に残る」という事は、
試合というドラマのクライマックスで主役の働きをした
という点も見逃せないのです。
いわゆる「勝負強い」ということなのです。
確かに、「勝負強い」と人気が出るのですが、
長嶋さんの突出した「人気」という要素を考えてみると、
★「勝負強さ」、「意外性」、「派手なパフォーマンス」
の3要素が揃っている点が凄いのです。
確かに、「勝負」という面では、
王さんのホームランは、試合の趨勢が決まった後のダメ押しのような
場面が多かったのです。
勝負を分けるシーンでは、
長嶋さんの活躍
が目立ったのです。
その他に、独特の表現術、
「いわゆる〜、その〜、一つの〜・・」という語り口調や、
意外な英単語の使用も「魅力」でありました。
また、三振するにしても派手なパフォーマンスがあって、
強烈な印象を与えてくれました。
これらの要素に加えて、
顔から来る印象でも、王選手は肩苦しい印象があるのですが、
長嶋さんには、口調も手伝って「明るさ」があるのです。
この「勝負強さ」、「意外性」、「派手なパフォーマンス」などの特性は
長嶋さん独特のものです。
中畑選手などもマネたようなのですが、3拍子揃わないのです。
■「意外性」&「面白い」
このように、長嶋さんの素晴らしさは
★「勝負強さ」、「意外性」、「派手なパフォーマンス」
の3拍子が揃っていることなのですが、
我々、凡人が心得るべき点を学ぶ必要があります。
私は、「意外性」&「面白い」という要素に着目して、
俳優の西田敏行さん
がモデルと考えています。
西田さんは、言うまでもなくマルチ・タレントで
いろんな才能をお持ちですが、ある一点を除くと普通の芸人さん
かも知れないのです。
西田さんは、「つりバカ日誌」などの映画で人気がありますが、
彼の先天的な要素である「顔つき」や「スタイル」という面では、
凡そ、人気が出ると思えないのですが、
彼は「意外性」という面を発揮して、結構、「面白い」という面
で突出しているのです。
この「意外性」&「面白い」が重要なのです。
高橋英樹さんなどの2枚目スターがTV番組に出演して、
意外性を発揮しようとされていますが、
西田さんは、本芸で意外性を発揮されているのです。
西田さんは、最近、CMにも出ておられますが、
通常の俳優さんのように、語るだけではインパクトが弱いので、
「裸踊り」をいれてCM界の脱常識的な「面白さ」
を加えています。
おそらく、「裸踊り」を省くと平凡なCMに終っていると思うのです。
■「実践のコツ」
このように、「意外性」&「面白い」が良いのですが、
「じゃ、どのように、実践すれば良いのか?」
という点が課題になります。
ある時、「オール電化」関連の話ですが、
「IH料理教室」に主婦8名集めて、3件受注した
という事例があります。
この成功要因が「意外性」&「面白い」だったのです。
お客様の「IH料理教室」が終った後、試食会の前に
★ホテルのシェフのような格好をして現れて、
★「僕が皆さんに特別料理を作って、ご馳走します」
と言って、一度、うやうやしく冷蔵庫の中を見渡して、
★たまご焼き
を作った営業マンがいたのです。
これは、大喝采だったそうです。
そうですよね。
「IH料理教室」に来ている主婦相手に、
自分が主婦以上の料理をつくるのも良いかも知れませんが、
「さぁ、つくるぞー!」
と思わせる一流ホテルのシェフの井出達から出た
「たまご焼き」
って、凄い「オチ」と思いませんか?
これで、オープン・マインドになって、楽しい懇談があって、
3件受注できた
という事でした。
普通は、ゼロ件に終るケースが多いのです。
彼の「意外性」&「面白い」は、今も発揮されています。
■「楽しい・楽しい・・」
実は、私は何も芸のない、どちらかと言う「くそまじめ」な感じです。
親に感謝するのは、
「福顔」
に産んでくれた事です。
今、58才ですが、ずっと若く見えるようです。
こんな私が、経営コンサルタントという商売でやっていけるのは、
マイ・ブームとなっているコツがあるのです。
それは、いつも「くそまじめ」に仕事しているのですが、
ある時、古いお付き合いのキョーラクの辻専務から電話があったのですが、
この時、あるお客様への資料を書いている途中だったので、
電話の会話が弾まなかったのです。
辻専務は、
「栩野さんとこは、前澤さんだけが合格や!」
と叱って下さったのです。
理由は、
「電話応対のトーンが低い!」
という事だったのです。
「とちのでーす!」
と語尾を上げるようにしなさい
と教えてくださったのです。
私にも言い分があったのですが、
「腑に落ちた」
状態だったので、
「これからは、何でも、やる限りは楽しくやろう」
と決心したのです。
もちろん、語尾をあげるように心掛けました。
さらに、「何でも楽しくやるぞ!」と決めたのです。
気分が乗らない時もあるのですが、
「楽しい・・楽しい・・」
と暗示のように気合をかけていると、
徐々に、「楽しい」が自分に乗り移り、
暗示にかけたような状態になるのです。
そして、不思議なのですが
「面白い」という興味に変わってくるのです。
「楽しい」から「面白い」状態へシフトすると
ホントに集中力が働いて、
アッという間に終る感じになるのです。
これは「会話」も同じなのです。
「楽しい・・楽しい・・」を心掛けると
自然と表情も明るくなり、
相手の反応にも「笑い」というリアクションが可能になり、
ドンドン、関係がよくなって行くのです。
ある方は「笑い」がキーポイントで、双方に、「笑い」が出て来ると
自然と「財布」も笑って口を開けてくれると教えて下さいました。
「楽しい・楽しい・・」という暗示を試して下さい。
きっと、よくなるように思います。