08年08月25日
創業して潰れない法(中期・長期的) その1
創業して2,3年経ち事業も落ち着いてきているが、相変わらずいつ潰れるか分からない会社が見受けられます。単に、創業当初の頑張りでとりあえず続いているだけかもしれません。
ここで踏ん張るためには、原点に立ち戻り、創業時にしておくべきポイントを思い出し実践する必要があります。つまり、創業して潰れるとすれば、創業するときに外せないポイントが欠けていることが一因と考えられます。
[創業するときの外せないポイント]
(1)経営理念を持ち明確な経営ビジョンを維持できているか
(2)具体的な経営目標を実現するための経営戦略・計画を立て実行しているか
(3)経営計画を実行するために経営資源(ヒト,モノ,カネ、情報)を集中(有効活用)しているか
(4)自分(自社)の強み、弱みを知り、強みを持って差別化(勝てる場所で勝っているか)しているか
(5)自社の強みに特化するため、アウトソーシング(外部委託)で固定費を削減しているか
(6)キャッシュフロー経営に徹しているか
以上の6点がポイントの主なものです。
逆説的に言えば、上記ポイント6点を押さえていけば、潰れない法となる訳です。
早速、5回にわたり解説します。
1.経営理念を持ち、明確な経営ビジョンを維持できているか
社長自身の自分の商売を続けるための基本的な考え方が経営理念であり、経営哲学とも言います。「会社は何のために存在するのか」「社長は何のために事業経営をしているのか」など実社会における会社の存在意義や目的を表したものです。そして、社長の描いた経営ビジョンを実現するため、この経営哲学を社内に広く浸透させ、社長始めとして、社員一丸となって維持努力しているか、明確に理解して行動しているかが運命の分かれ目となります。
一般的に儲かっていない会社の社長は、商売がうまくいかない原因を外部に求めます。
「うちの会社には、いい人材が居ない」など・・・
では、言いたいのですが少しでも社員に経営理念や経営ビジョン(将来の夢など)を社員と語り合い理解してもらえるように
努力しましたか?創業して1人で商売をしているうちは、社長が顧客に対して正しい理念を持っている分には、問題ありませんが、社員が1人でも入ってくれた時点から経営理念・経営ビジョンの周知は必須となり、社員が増えれば増えるほど最重要課題となってきます。
金太郎飴はご存知でしょうか?
お馴染みの切っても切っても同じ顔って奴ですが正にこの「金太郎飴」の状態が一番良い状態です。
例えば、「顧客大満足」という経営理念のある会社で、社長なり、責任者クラスが不在で、クレームが発生した場合、担当者が「社長だったらコウ判断するだろう」とお客様が満足する方向で応急処置をし、即、上司に報告が行き、追加処置があれば対処するとなればベターです。これが、経営理念・経営ビジョンが浸透、周知されてなければ、担当者レベルでは対応ができず、クレームが大問題となり、会社に多大な損害を与える事になり、冒頭の「うちの会社には、いい人材が居ない」と社長のボヤキが聞こえてくる訳です。
継続できているか?
社長が創業して、経営理念・経営ビジョンを決めましたが、会社が規模拡大をしていくなかで常に強力な旗振り役は社長自身であり、社長にこの役ができなければ潰れるのも当たりまえでしょう。儲かっている会社の社長は、常に旗振り役をし、夢を語り、社員を自分の同志にしているようです。
次回に続く
※参考文献 ・「儲かる会社に変わる本」 高橋敏則+スコレ・コンサルティング・グループ著
ダイヤモンド社
↑↑ランキングに参加しています。クリックをお願いします。
↑↑弊社ホームページもぜひご覧下さい。
ここで踏ん張るためには、原点に立ち戻り、創業時にしておくべきポイントを思い出し実践する必要があります。つまり、創業して潰れるとすれば、創業するときに外せないポイントが欠けていることが一因と考えられます。
[創業するときの外せないポイント]
(1)経営理念を持ち明確な経営ビジョンを維持できているか
(2)具体的な経営目標を実現するための経営戦略・計画を立て実行しているか
(3)経営計画を実行するために経営資源(ヒト,モノ,カネ、情報)を集中(有効活用)しているか
(4)自分(自社)の強み、弱みを知り、強みを持って差別化(勝てる場所で勝っているか)しているか
(5)自社の強みに特化するため、アウトソーシング(外部委託)で固定費を削減しているか
(6)キャッシュフロー経営に徹しているか
以上の6点がポイントの主なものです。
逆説的に言えば、上記ポイント6点を押さえていけば、潰れない法となる訳です。
早速、5回にわたり解説します。
1.経営理念を持ち、明確な経営ビジョンを維持できているか
社長自身の自分の商売を続けるための基本的な考え方が経営理念であり、経営哲学とも言います。「会社は何のために存在するのか」「社長は何のために事業経営をしているのか」など実社会における会社の存在意義や目的を表したものです。そして、社長の描いた経営ビジョンを実現するため、この経営哲学を社内に広く浸透させ、社長始めとして、社員一丸となって維持努力しているか、明確に理解して行動しているかが運命の分かれ目となります。
一般的に儲かっていない会社の社長は、商売がうまくいかない原因を外部に求めます。
「うちの会社には、いい人材が居ない」など・・・
では、言いたいのですが少しでも社員に経営理念や経営ビジョン(将来の夢など)を社員と語り合い理解してもらえるように
努力しましたか?創業して1人で商売をしているうちは、社長が顧客に対して正しい理念を持っている分には、問題ありませんが、社員が1人でも入ってくれた時点から経営理念・経営ビジョンの周知は必須となり、社員が増えれば増えるほど最重要課題となってきます。
金太郎飴はご存知でしょうか?
お馴染みの切っても切っても同じ顔って奴ですが正にこの「金太郎飴」の状態が一番良い状態です。
例えば、「顧客大満足」という経営理念のある会社で、社長なり、責任者クラスが不在で、クレームが発生した場合、担当者が「社長だったらコウ判断するだろう」とお客様が満足する方向で応急処置をし、即、上司に報告が行き、追加処置があれば対処するとなればベターです。これが、経営理念・経営ビジョンが浸透、周知されてなければ、担当者レベルでは対応ができず、クレームが大問題となり、会社に多大な損害を与える事になり、冒頭の「うちの会社には、いい人材が居ない」と社長のボヤキが聞こえてくる訳です。
継続できているか?
社長が創業して、経営理念・経営ビジョンを決めましたが、会社が規模拡大をしていくなかで常に強力な旗振り役は社長自身であり、社長にこの役ができなければ潰れるのも当たりまえでしょう。儲かっている会社の社長は、常に旗振り役をし、夢を語り、社員を自分の同志にしているようです。
次回に続く
※参考文献 ・「儲かる会社に変わる本」 高橋敏則+スコレ・コンサルティング・グループ著
ダイヤモンド社
文責 企業部
↑↑ランキングに参加しています。クリックをお願いします。
↑↑弊社ホームページもぜひご覧下さい。