08年08月28日
創業して潰れない法(中期・長期的) その2
2.具体的な経営目標を実現するための経営戦略・計画を立て実行しているか
経営理念・経営ビジョンを金太郎飴の如く周知徹底させるためには、具体的な経営目標(数値目標など)を掲げ、その実現の為に、具体的な経営戦略・計画を長・中・短期で立案して実行する必要があります。その計画を立て、毎月進捗状況を確認するためには、社長自身が営業の数字、経理の数字が理解できるように常に勉強しなければなりません。
例えば 人が「何んで創業しょうか(何の商売をしようか)」と考えたら、
1番にすることは「自分の棚卸」ですね
その棚卸をして、自分は「たこ焼き」を食べる事も作る事も大好きであるとわかり、お客様においしい「たこ焼き」を食べさせてあげたいと「たこ焼き」で創業しようと決めました。
2番目にすることは、「市場調査」ですね
名店といわれる店を片端から食べて回り、店の状況、客層、ロケーション、値段、味などをつぶさに調査するでしょう。
3番目にすることは、「創業計画立案」です。
「どのようなたこ焼き」を「どのような場所」で「どのような客層」に「いくらの値段」で販売しようか、そのためには、販売計画、設備計画、経費計画、利益計画、資金計画を立てる必要があります。
販売計画は
売上高=単価×数量
の数式が示すとおり 安売り路線であれば販売量を多くしなければなりませんが、高級路線で行けば販売量は少なくてすみます。ただし、高級路線で行くとお客様が実感(味、大きさ、中身のバリエーション)できる内容にしなければ、商売自体が成り立ちません。お客様の値頃感が売上を左右します。「これくらいの値段だったら、これぐらいのボリュームがないと!!」
設備計画は 販売形態により、必要な設備も変わりますが一覧表を作成し、業者から見積をとり、購入金額、購入方法を記載し、創業当初の思わぬ出費に備え、最小限にとどめます。創業して年数が経ちますと故障、修理が必要になりますので予期せぬ出費が出るようになりますのでこれも含める必要があります。
経費計画は 開業からかかる経費の見込額と経費を費目別、月別に計画します。
どの店で修行させてもらうのか、店舗を構えるのか、移動販売にするのか、原価はどのくらいかけるか広告宣伝はどのようにするか、フランチャイズ契約をするのか(フランチャイズ契約をすると修行から開店までの計画等は全てやってくれるようです)、何れにしても自己資金は必要になってきます。
つまり、2番目の「市場調査」の段階で自己資金を溜め始める必要があります。
利益計画は 販売計画、設備計画、経費計画などから立案されるもので、当初は赤字となりますが、どの時点で黒字転換するかは、重要なところです。
資金計画は 利益計画と同様、販売計画、設備計画、経費計画などから立案されますが、店舗を構えて開業するならば、店舗の敷金、家賃、内装、焼き台、冷蔵庫などの設備資金が必要となり、販売するためには、原材料(粉、卵、タコ、包装資材など)が先行して必要になります。つまり、実際に開店して売上が上がるようになるまで、事前の広告宣伝、ロケーション(人通りが多いなど)にもよりますが2〜3ヶ月はかかるとすれば、開業時の設備資金と少なくとも3か月分の運転資金が必要となってくるため、これを自己資金と金融機関等からの借入も含めて立案します。
創業して潰れる原因の一つは、資金計画の甘さから資金が不足してまわらなくなる事がありますが、資金の調達も社長の重要な業務となります。
次回に続く
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経営理念・経営ビジョンを金太郎飴の如く周知徹底させるためには、具体的な経営目標(数値目標など)を掲げ、その実現の為に、具体的な経営戦略・計画を長・中・短期で立案して実行する必要があります。その計画を立て、毎月進捗状況を確認するためには、社長自身が営業の数字、経理の数字が理解できるように常に勉強しなければなりません。
例えば 人が「何んで創業しょうか(何の商売をしようか)」と考えたら、
1番にすることは「自分の棚卸」ですね
その棚卸をして、自分は「たこ焼き」を食べる事も作る事も大好きであるとわかり、お客様においしい「たこ焼き」を食べさせてあげたいと「たこ焼き」で創業しようと決めました。
2番目にすることは、「市場調査」ですね
名店といわれる店を片端から食べて回り、店の状況、客層、ロケーション、値段、味などをつぶさに調査するでしょう。
3番目にすることは、「創業計画立案」です。
「どのようなたこ焼き」を「どのような場所」で「どのような客層」に「いくらの値段」で販売しようか、そのためには、販売計画、設備計画、経費計画、利益計画、資金計画を立てる必要があります。
販売計画は
売上高=単価×数量
の数式が示すとおり 安売り路線であれば販売量を多くしなければなりませんが、高級路線で行けば販売量は少なくてすみます。ただし、高級路線で行くとお客様が実感(味、大きさ、中身のバリエーション)できる内容にしなければ、商売自体が成り立ちません。お客様の値頃感が売上を左右します。「これくらいの値段だったら、これぐらいのボリュームがないと!!」
設備計画は 販売形態により、必要な設備も変わりますが一覧表を作成し、業者から見積をとり、購入金額、購入方法を記載し、創業当初の思わぬ出費に備え、最小限にとどめます。創業して年数が経ちますと故障、修理が必要になりますので予期せぬ出費が出るようになりますのでこれも含める必要があります。
経費計画は 開業からかかる経費の見込額と経費を費目別、月別に計画します。
どの店で修行させてもらうのか、店舗を構えるのか、移動販売にするのか、原価はどのくらいかけるか広告宣伝はどのようにするか、フランチャイズ契約をするのか(フランチャイズ契約をすると修行から開店までの計画等は全てやってくれるようです)、何れにしても自己資金は必要になってきます。
つまり、2番目の「市場調査」の段階で自己資金を溜め始める必要があります。
利益計画は 販売計画、設備計画、経費計画などから立案されるもので、当初は赤字となりますが、どの時点で黒字転換するかは、重要なところです。
資金計画は 利益計画と同様、販売計画、設備計画、経費計画などから立案されますが、店舗を構えて開業するならば、店舗の敷金、家賃、内装、焼き台、冷蔵庫などの設備資金が必要となり、販売するためには、原材料(粉、卵、タコ、包装資材など)が先行して必要になります。つまり、実際に開店して売上が上がるようになるまで、事前の広告宣伝、ロケーション(人通りが多いなど)にもよりますが2〜3ヶ月はかかるとすれば、開業時の設備資金と少なくとも3か月分の運転資金が必要となってくるため、これを自己資金と金融機関等からの借入も含めて立案します。
創業して潰れる原因の一つは、資金計画の甘さから資金が不足してまわらなくなる事がありますが、資金の調達も社長の重要な業務となります。
次回に続く
文責 企業部
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