英エコノミスト誌がJAPAiN(苦痛に満ちた日本)と特集を組み、悲観論に満ちた日本の現状を論評してくれた。日経2008.3.12の抄訳での標題は「世界第2位の経済がいまだに立ちすくんでいる」「問題は政治なのだ」「まぜ日本は失敗し続けるのか」「経済閣僚に失望」「何も決められぬ政治家」「やる気なくす官僚」「改革か低成長か」「一貫せぬ小沢氏」「有権者にも責任の一端」と言われ放題。但し、指摘された事柄は間違いだと言えない悲しさ悔しさもある。


(大きなお世話! 英国に言われたくない!)

 世界的な権威のある経済誌から、落日の日本と世界に報じられた。しかし日本には、「日出処の天子より、日没処の天子に書を致す」の聖徳太子時代から、1543年に種子島で火縄銃を手にすると、1575年には世界最大の鉄砲隊が織田信長の下で長篠の戦いで活躍、1853年にペルーが来航し半植民地になるが、1906年には世界最強ロシア陸軍に勝利、1945年に対米戦争で国土を焦土となり、全てを失うが、四半世紀後には世界第2位経済大国になった素晴らしい歴史がある。


(今回は厳しいか!)

 しかし、敗戦・占領経験は悲しい。GHQによる日本古来の精神文化の破壊、特に教育での影響は大きい。日本人のアイデンティティー(同一性)を失わせ、世界中から最高の平等自由な国家と賞賛されているにかかわらず、無国籍者の如く自国を誹謗し、二度と戦争が出来ない国家と自画自賛する国民を産み出した徹底さは、マイナスからのスタートとなり、この国の普通でない姿に将来の不安を抱く。


(先達を敬うことなくしてどうする!)

 これまで右肩上がり経済を半世紀駆け上ってきたので、「花見酒に酔う」のは仕方がないが、でも、司馬遼太郎氏がいう「微弱な電流」は日本人のDNAに流れている。ここで欧米より国家の歴史が長い日本の底力を目覚めさす時が来ている。英エコノミスト誌は現代の黒船ではないか。さあ、若き志士たちよ、今こそ飛び出す時だ。


(初老のボヤキ)

 他国に酷評されて、年甲斐もなく怒りまくりましたが、「日本沈没」にならない様、一人頑張りばります。


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