毎月第三土曜日は、NPOシニアの会セミナー開催日。今回は医療法改正により生まれた「特定健診・特定保健指導」を長野市役所担当職員の方からお話しいただきました。


(制度の背景と対処)

 医療費抑制が主なねらいであることは事実です。今までの基本健診がややもすると病気の早期発見・早期治療が目的でしたが、受診は任意であり、医療機関への来患への誘導の色合いが強かった。20年度からの新制度は、市町村の国民保険加入者と後期高齢者の全員に受診案内が出来ることとなります。


(新制度の効果)

 長野県は保健指導員等の活躍により減塩など食事の改善により、全国一の長寿県となりました。今回の制度では、健診の結果をデータとして統計処理が可能となり、地域特性が明らかになり、以前に増して有効な情報を得られ、指導に効果が期待されます。


(老化のサイン)

 高齢者の健康と生活機能の維持のためには、疾病の予防や治療の管理だけでは不十分で、加齢に伴い出現する「廃用症候群」「老年症候群」(生活機能低下・軽度認知症・老人性うつ・転倒骨折など)といった、さまざまな日常生活における障害や危険な老化のサインをを早期に発見し、早期に対応することが必要であります。
 年に一度健診を受けることによって、「心身機能の改善」を基盤として、生活機能全般を向上させ、「自己実現」「生きがい」を持つことを可能となります。ピンピンころりではありませんが、新制度を前向きに活用され、こころ豊かに過ごされることを期待します。



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