おかげさまで、お客様の申告も無事ほぼ終了し、自分の個人の確定申告を電子申告しました。

 電子申告は今年1月の法定調書の提出でデビューしておりましたが、なんとなく不安なので、万一うまくいかなかった時は、紙ベースでの申告書を提出できるよう、とりあえず、従来どおり、申告書や青色申告決算書を作成しました。ここで、最近2週間休みなしだったので、はやく終えたい気もしましたが、気を取り直して、e-taxに挑戦しました。
 前回電子申告を行ったパソコンを変更した関係で、途中、電子署名のところで、つまずきました(カードリーダーと認証カードのインストールを最初に行わなければならなかったのに、これを忘れていたため)が、なんとか2時間で終了することができました。

 e-taxソフトで電子申告してみて気になったことは、

1.入力欄や文字が小さすぎて、見にくい。それを補うようなズームや拡大の機能がない。これでは高齢者等に不親切である。

2.数字を入力しても、合計や差引などの計算機能がほとんどない。ワープロのようなただ単純に数字を打ち込むだけの機能しかない。→既存のソフトに比べ、10年は遅れている感じ?!

3.送信した後、本当に大丈夫だったの・・・という不安が生じた。メッセージ等で「電子申告の受信は無事完了」など安心できるような反応が欲しい。メッセージが分かりにくく、不親切。

まあ、とにかく、電子申告によるメリット、もっともっーとお得なこと(インセンティブ)を設けなければ、普及しませんね。

はっきり言って、時間の無駄ですしね。当事務所から所轄税務署まで徒歩5分のため、持っていった方がはるかに速いです。税務署や税理士会の意向をくんで、今後のためにやってみましたが、まだまだ、お客様にはすすめられませんね。これがはっきりしたことが良い勉強になりました。