平成21年初の第三土曜日「NPOシニアのための財産と生活を守る会(シニアの会)」定例会はテーマを「老後の生活費から考える 預貯金の選択肢」と題して、八十二銀行に講師をお願いして開催しました。講師には丁寧なお話を頂き、質問も多く実りのあるセミナーでありました。感謝申し上げます。


(老後の必要となる生活費はいくら?)

 夫婦二人の最低日常生活費は23.2万円で、もらえる公的年金は23.3万円との調査結果があります。ただ、ゆとりある生活を送るにはプラス15.1万円が必要で、その準備は自助努力が必要と云われています。


(老後は何年あるか?)

 平均寿命は男性80歳・女性86歳といわれています。90歳まで生きる可能性は男性20%・女性40%弱との統計があります。実質定年が60歳とすれば、20年から30年間の生活費準備が必要となります。平均寿命から考えれば旦那さんは奥様のためにプラス5年の準備で年金以外約5千万円が必要となります。


(ローリスク・ローリターン)

 老後の生活費準備では、元金の保証が第一であります。しかし、老後の資産運用・資産づくりにはリスクはつきものでありますから、さまざまな金融商品に分散することが原則。将来の夢や計画(趣味・車・子供への援助・旅行・介護・医療費など)へのマネープランを考えることからスタートします。何事にも準備が大事ですから。


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