新しくお店を出す場合には、どのくらいの費用がかかるものでしょうか?
当然ですが、かなりの資金がかかります。そして、その資金を前提にして、利益を出せるものか、そして出店するのか、しないのかの判断材料にします。
最初に、店舗を出店するまでにかかるコスト・初期投資と、毎年・毎月必要となる費用である運営費を分けて、それぞれどのくらいかかるのかを算出することが大切です。

初期投資には店舗自体のコストである、土地、建物、内装費、テナントとして賃借料を支払う場合は、当初の保証金などをこれに入れます。
その他の費用としては、店内に並べる商品の仕入れ、オープン当初の広告費などです。場合によっては、その他にもあるかもしれませんが、これらが代表的なコストです。店舗を運営するのにかかるコストとしては、人件費、光熱費などがあります。
ポイントは、毎月の経費となる、家賃や人件費は抑えていく必要があると言う事です。同じ経費でも、売上高にスライドして増加する変動費であると、販売とともに発生する経費なので、経費として支払っていけるのです。

例えば、
年間予定売上高が6,000万円 (月間平均予定売上高500万円)
荒利益率 35%
とすると荒利益高は2100万円です。仮に月当たりの運営費(家賃、人件費、光熱費等々)が150万円なら年間で1,800万円となります。荒利益高の2,100万円から年間運営費の1,800万円を引くと300万円が残ります。この300万円が営業利益になるのです。

このようにお店を出す際には色々な数字を根拠に考え慎重に進めていくことが大事なのです。初期の段階では目先のことだけを考えてしまいがちですが、後は中長期的なビジョンをしっかりもち「事業計画書」を作ることが望ましいと思います。

文責:経理サポート部
にほんブログ村 士業ブログへ
↑↑ランキングに参加しています。クリックをお願いします。

Pronet Group HP
↑↑弊社ホームページもぜひご覧下さい。




なかのひと