景気対策の一環として政府が紙幣を発行する構想が自民党内で浮上しているようです。一瞬「デノミ」(資金調達国の負債が増えることにより、海外に対する通貨価値が下がったりした場合などに行われる、今の紙幣が使えなくなるインフレ対策によくつかわれる)とも思いましたが・・・
閣僚から慎重な声が相次いだほか、日銀の白川方明総裁も強い懸念を示した。総裁は株式買い取りを決めた後の記者会見で「通貨に対する信認が害される恐れがある」と強調。そのうえで政府の債務返済能力への疑念から「長期金利の上昇を招く」と述べ、副作用の可能性を指摘した。
記者会見で白川総裁は市中で流通した後、日銀に戻ってきた政府紙幣を政府が回収する場合と、そのまま日銀が引き受ける場合の2通りを想定して、それぞれの問題点を細かく指摘した。
しかし約1000兆円という日本の借入を帳消しするためにいつかは「デノミ」あるかも?