利益拡大の方法として、「収入を増やす」と「費用を減らす」の二つに大きく分かれます。
ここでは、「収入を増やす」について紹介します。
病医院の収入と言えば診療収入で、次のように求められます。

「患者1人当たりの収入×患者数」

診療収入は診療報酬点数表により公定価格として定められておりますし、増患を考えても自医院の診療圏があります。しかし高額な自費診療収入を除き、病医院の収入を増やすにはこの診療収入を増やすしかなく、「患者1人当たりの収入」「患者数」を改善する必要があります。

(1)患者1人当たりの収入を増やす
言うまでもなく、診療収入はレセプトにより成り立っています。しかしこの重要なレセプトについて、漏れ・不備が生じているのは事実です。レセコンの導入は進んでいますが、レセコンの入力・カルテ記入等はどうしても人間の手作業になります。人間の介在要素から生じるエラーを確実につぶす必要があります。レセプトチェックを強化することにより、請求漏れを防ぎましょう。
また以前に未収金について述べましたが、未収金管理体制をとり回収強化だけでなく、発生防止についても努めていきましょう。

(2)患者数を増やす
診療圏調査を1度はされたことがあると思います。弊社でもいくつもの開業支援を行ってまいりましたが、診療圏調査は大変重要であると認識しています。
厚生労働省が平成8年に実施した受療行動調査によると、外来患者が医療機関を決める理由として一番多いのは、「自宅等から近い」で次いで「医師・看護師等が親切」「前に来たことがある」などがあります。しかし当然ながら全ての患者の理由は同じではなく「待ち時間が短い」「医療設備が良い」「建物がきれい」など患者の目線も様々です。
診療圏調査を参考に、競合医院を選定し、競合病院との差別化を図ることが必要です。

より具体的な改善方法等につきましては、お気軽にご相談ください。

文責:医業部


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