「効率の良いことがベストではない」

経営者の中で 「効率の良いことがベストだ」というように思っている方は多いと思います。効率を良くすれば儲かり、成功し、事業が起動に乗ると思っているのではないでしょうか?その考えの裏は、商売が失敗するのは効率が悪いからだということになりますが、果たしてそうでしょうか?

商売には向き不向きがあるし、その人ごとの得意分野もあるでしょう。その意味では、商売を選ぶ段階である程度決まっている部分があると思います。ビジネスですから、戦略だ、マーケティングだという要素がからむのは仕方ありませんが、いくら効率を重視しても改善しきれない部分があるはずです。それは、経営者とビジネスのマッチングだったりするのです。そのマッチングに気づかずに、効率面ばかり追い求めているケースが多いのです。

ビジネスの世界が競争ならば、そのような現実が見えていない経営者が多いということは、ライバルにとってとても助かることになります。さらに「ここは当然、こうするべきだろう」という時に、違う手を打つような経営者は、他の経営者を簡単に儲けさせることになります。

「効率が悪いから」とその事業を切って捨てたりせず、効率の悪いところで稼ぐ方法を考え出し、事業を安定化させていく。これが「経営」というものだと思います。

効率の良いことが正しいことだと信じ、無批判でその方向に進んでいる人たちは、ちょっと立ち止まって考える必要があるでしょう。効率の悪いところで稼ぐ方法を考え出したとき、その時の経験値はその後の企業経営においての「要」となっていくでしょう

参考:「儲かる会社の社長の条件」



文責:ワンストップソリューション部


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