私の事務所はJR長野駅周辺整備事業区域にあります。今日、事務所に接続する工事区間が完成し道路が供用となりました。この3ヶ月間の泥んこ道から解放されます。この整備事業は1998年に開催された長野冬季オリンピックに向けた工事でしたが、地域住民との交渉が難航してJR駅舎周辺工事のみの完了で、オリンピック開会式となり、工事は今日まで継続し最終期限は平成29年となっております。

(公共事業の大きさ)

 冬季オリンピック誘致費用の帳簿焼却事件で示すとおり、大きな誘致経費の実態は闇の中になってしまいました。それ以外の開催地として諸外国の選手・関係者、観光客をお招きする国家事業のインフラ設備には、多額の税金が投資されました。国家プロジェクトの凄さを地元住民として驚き以外表現できない思いをしております。

(地元の努力)

 その競技施設として造られた建物の有効利用は、行政が中心になりスケート競技を中心に大会誘致に励んでいます。維持メンテナンスに億単位で消えていきますので、小さな地方都市では必死な思いで取り組んでおります。事実、地元資本のホテルは札幌と同様に。すべて設立時のオーナーの手元から離れてしまいました。こうなれば、住民は一人でも多くの遠方の人をお招きして行事を開くことで長野市活性化への一助となる理解と行動が求められています。


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