●あるチェーン店の話
チェーン本部の経営指導というのも、味一筋なのはいいが、店というのは味だけ良ければいいのか、というとそうではない。
真剣に店舗を考える人にとっては、<笑わせるんじゃないよ>という問題点がある。
例えば、<店内改装のお知らせ>の掲出はいいとしても、その掲示場所というのが、シャッターの地上40センチ辺りなのだ。
これではまるで犬猫用の観察窓ではないか。しゃがんで迄見る人は誰もいない。
これで満足な顧客意識があるとは思えない。
接客であり照明であり、店主の顧客への対応はもっとも大事だ。
チェーン本部も、指導員が巡回して、おつゆの温度はどうか。差し出すタイミングはどうか。入れる具はどうか。盛りつけの仕方はどうか。などいくらチェックしても、これでは意味がない。
地上40センチの<店内改装のお知らせ>の段階で、このような問題点を指摘してこそ正常である。そういう意味で、このチェーン本部は、指導の仕方は正常でない。
これでは幾らの金銭支払いで加盟店が決まったかは知らないが、経営指導料金を堂々とくれとは言えないと思う。
フランチャイズにも、いい加減な組織があるみたいだ。
17年10月01日 | Category: profile
Posted by: mao
店の中がとても暗い店がある。それでも客は多い。
「そんなに美味しいのだろうか、一度入ってみよう」
大して代わりばえもしない。他に特徴とてない。
とにかく照明が暗いのだ。古いタングステンをフィラメントに用いたままなのだ。それも低ワットだ。明るくて電気代も安いLED電球という時代というのにである。接客に特に良い点も見あたらない。
最近、すぐそばに「餃子の王将」が出店した。
途端に暗い店には客の人影もなくなった。
「客の目線になり、外から店を見る」ということは大事だ。売れない店ほど、店内から外を見ているだけである。
レストランや飲食を供する店で暗い店は、繁盛した試しがない。
暗いところで飲食を試みたらわかる。一夜でいいから、戦時中のように照明を黒い布で被い食事をしたら、味気ないこと甚だしい。

また別な場所にチェーン店のラーメン店がある。
ここも照明が難物だ。もう一つ気付いた点を言えば、店主自身を入れ替えたらいいと思うほど接客に問題が多い。
やがて店内を改装し始めた。「やっと気付いたか」と思っていたらそうではなく、オーナー交替により改装していたことがわかった。
やがて新装オープンの日が来た。
「・・???。肝心の照明は何も変わりはしない」
相変わらず閑古鳥が鳴いている。チェーン本部に勧められて、次の経営者になっただけ。このままでは閑古鳥が鳴き続けよう。
17年09月01日 | Category: profile
Posted by: mao
●午前中は頭脳が生き生きしている
人間の瞳孔は、1日24時間のうちで、「午前8時頃がいちばん大きく開いている」という。ミュンヘン大学のドーリング博士による論文、「24時間中の瞳孔の大きさの変化」ではっきりしているという。東大医学部がドーリング調査をもとに研究したところによると、もっとも瞳孔が縮小する午前5時頃は、ピーク時(午前8時)のざっと4分の1だそうである。
加えて副腎ホルモンの分泌も、ピーク時は午前中である。真夜中はピーク時の4分の1だそうだ。副腎ホルモンとは簡単に言えば、体を加熱して心身をハッスルさせるエネルギーである。
瞳孔も全開の上、副腎ホルモンの分泌もたっぷりという相乗効果の時間帯が、午前中ということになる。要するに脳みそがいちばん冴えている時間帯なのである。
以上に示したように午前中という時間帯は、まさに“黄金の頭脳時間帯”ということになる。
というわけで、午前中に体力を要する仕事をやり、午後に頭脳を要する仕事というのは、手順が違う。頭脳本来の機能に逆らっているから、いい仕事ぶりとは言えない。
というわけで、流行語的に言えば“朝活”が大事である。要するに“朝の持つ効率的な時間を有効に生かそう”というのを“朝活”という。
朝のエンジン始動は、やる気を生み出すドーパミンも寝ている間に蓄積され、覚醒作用のあるアドレナリンも、朝の脳に大量に分泌される。
太陽を浴びて、メラトニンという睡眠ホルモンは吹っ飛び、逆に脳を覚醒させるセロトニンというホルモンが大量に分泌されるなど、ホルモン系の分泌も朝の始動を援助する。
17年08月01日 | Category: profile
Posted by: mao
17年07月01日

お世辞に強くなる

中国は唐の時代に、殷安(いんあん)という学者がいたそうだ。大物の人格者として、弟子の志望者も多かったという。
ある日のこと殷安先生、こんな講義をしていた。
「古来よりわが国には、聖人と呼ばれる人物は五指に満たないものだ。第1は、神明の徳に通じた伏羲だ。第2は、農耕の道を教えた神農だな。そして第3には、殷の肘王を討って善政を敷いた周公だ。さらに第4には、人倫の道を伝えた孔子であり・・」
そして、「ざっと見てこんなものじゃ。ほかに聖人といえそうな者はおらんわな」と言ってみんなを見渡した。
すると生徒の一人が、こんな疑問を呈した。
「先生、それは違うんじゃありませんか。もう一人、肝心カナメの第5の人物がいると思いますが。いかがでしょうか」
「だだだれじゃ。その、もう一人という人物とは・・」
「先生それは、あなたさまご自身でございますよ」
生徒はぬけぬけと、大きな世辞を言いゴマをすったのである。
ところが殷安先生は照れながら、「いやいや、わたしなんかとても聖人と言われるガラじゃないわい」と言いながら、指は五つめの指を折り、ちゃんと自分をカウントしていたそうだ。
ホメられるのは、いくつになっても嬉しい。この殷安先生の心理は、だれでも持っているものらしい。
17年07月01日 | Category: profile
Posted by: mao
世界からやってきた外国人たちが、そろってびっくりするのは、自動販売機が多いことである。一歩外へ出ればもう自動販売だらけだ。
なぜ、このように自販機が多いのか。理由は以下のとおり。
1、治安が良いこと。(外国では、一夜にして叩き壊される)
2、人口密度が濃いこと。(日本でも、少ない人口の田舎にはない)
そのほかいろいろ理由はあるが、こんなところか。
外国人たちの中には、「こうやって指紋を採取しているんだ」という見方をする者までいるという。
外国人が感心するのは、扱う商品の多さである。
もっともポピュラーな飲料系にしても、缶、ビン、ペットボトル、紙パック容器などがある。その都度、入れる紙コップ飲料もある。
食品にしても、ソバ、うどん、ラーメンなどは定番だ。
冷凍食品にしても、ホットドッグ、おにぎり、寿司、たこ焼き、唐揚げ、フライドポテト、ピザと幅広い。
鶏卵の自販機もある。米やパンは勿論、納豆、アイスクリームだってある。ハンバーガーや味噌汁だってある。
言い換えれば多少の金さえあれば、人と一切会わなくても食べて、飲んで暮らせるのだ。
もう十年前になるが、高速道路の休憩所で、あるホットドッグの販売機がしょっちゅう壊れたそうだ。メーカーは一体なぜ壊れるのか知りたいと思い現場を観察した。すると、時間がかかるものだから、買う人はまだか?と思いながら、機械を叩くのである。
この経験から、今では出来上がりを予告するようになった。お陰で叩き壊される懸念はなくなり、ますます自販機の成長に繋がった。
全て商いのコツは、アイデアである。
感心する。
17年06月01日 | Category: profile
Posted by: mao
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