07年03月12日

商談のタイミング

先日、「4つの般若」について書いたが、この中で「布施」という概念の重要性を痛感したのです。

「布施」は、お坊さんが仏事をとり行うのに「対価」を決めずに行ない、檀家の志で金額が決まるという事がベースにあります。

現在では、仏事にも相場があって、地域毎に流布しているようですが、それでも、各自に個別の問題があって、相場を下回るケースも出てくるのです。

貧乏な家だからと言って、お経を雑にするなと教えるのが「4つの般若」の第一番目の「布施」なのですが、どうやら、お坊さんもビジネス的な時代のような気がする最近です。

しかし、一般の商売でも「見積り」という行為はつきものです。

この「見積り」は、多くの場合、「無料」ということが前提になっています。

確かに、営業する側も専門家を使って作業するのですが、お客様もほぼ同じくらいに時間を割く訳ですから、私は、ほぼ五分五分の話だと思っています。

お客様が、その見積り提案をもって他の会社に見積り依頼して、失注しても掛けた経費を請求するには、商談の一等最初に切り出しておかねばならないと思うのです。

一等最初に断っていないのに、途中で「有料」と言い出すのは、おかしいと思っています。

私は、他社に浮気されない独自性の高い「見積り提案」が唯一の予防策と思っています。

確かに、経費が出る分、厳しいのは理解でしるが、「苦境にこそ徳が磨かれる」の精神で頑張って行きたい。
07年03月12日 | Category: General
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07年03月11日

前向く為に

人生には、いろいろな事がある。

自分が正しいと思って行なっていることでも、知らないところで邪魔になっているケースがある。

コンサル業の場合、社長さんの思いの方向に社員さんの顔を向けさせる「下方展開」の「触媒」である必要がある。

その「触媒」とは、各コンサルがもっている「知識・経験・根性」をソリューションとしている。

私の場合、FaxとWebをメディアとしたマーケティングに特化している。

この「触媒」も万能ではないので、社員さんを巻き込んで行かねばならないのだが、この「巻き込み」の際に、素直な人ばかりでないのが現実である。

なかには、あの手この手と抵抗してくるケースがある。

お客様にとって、大切な社員さんなので、無碍にはできないが、必ず、衝突する時がくる。

この衝突をどのように回避・迂回できるかがコンサルの腕の見せどころである。

時間を稼ぐことができれば、必ず、よい方向に収斂すると確信している。
07年03月11日 | Category: General
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07年03月10日

Unexpected Always happens

「Unexpected Always happens」は、コンピュータのシステム開発に従事し始めた時に、関連の雑誌から学んだ言葉である。

文字通り「予期せぬ事が常に起こっている」という事である。

私の会社も「他力システム」として、Webに力を入れて、自社のホームページや、メルマガの発行、専門会社に登録や「小冊子プレゼント」などと色んな「仕掛け」をしている。

特に、「小冊子プレゼント」は、大好評である。

一方的な発信からリターンが来る仕掛けを取り入れたのだ。

ネット社会で魅力を発揮するのは、難しいことであるが、少しずつ実践してみると「コツ」が見えてくるものである。

大自然の植物のタネと同じで、数多くの「種まき」をして、どこかで根付いて、芽が出て開花するのだと思う。

気が遠くなるが期待せずに「種まき」を続けて行きたいと思う。
07年03月10日 | Category: General
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07年03月09日

一本の道

NHKの「プロフェッショナル」という番組の再放送を見た。

カリスマ左官という言われる飛騨高山の狭野(?)という方の特集だった。

左官業の2代目さんで、高校卒業後、すぐに技能コンクールで日本一になった方である。

親から離れて修行したのだが、この日本一というプライドが邪魔をして、先輩に教えを請うことができず、泣かず飛ばずの状態だった。

30才位の時に、独立した。

飛騨高山の土を材料にした「壁」づくりで有名になって行く。

土地柄や気候などに影響される仕事で、事前の準備・検討を入念にされていた。

仕上げた現場が1ヶ月後に小さなクラックが入り、施主は構わないというが3回目のやり直しを決断していた。

最後に、左官という「道」をコツコツとやって来たから、ある時から枝葉のようにバリエーションが増えたと語っていた。

何事も同じだと思った。

長い忍耐の後に、いろんな事がパッと開けるものだと再認識した。
07年03月09日 | Category: General
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07年03月08日

4つの般若

以前にも書いたが禅の世界に「4つの般若」というものがある。

お坊さんがこの世をうまく生きる智慧(般若)として考えたものである。

それは、1)布施、2)愛語、3)同事、4)利行 である。

1)布施は、お経などの仏事を行なうのに、対価を決めずに、どなたにも同じように行なうという意味と解釈している。

2)愛語は、相手を思って語りかけること。

3)同事は、同じグループに属すること。

4)利行は、メリットを与えること。

この4つを理解すると、この世をうまく生きることができるという事で、私のようなコンサル業でも当てはまるものと思っている。

悲しいかな1)の布施は、なかなか、思うように行かないのが現実である。

この辺を超越できれば、よいコンサルタントとなれると確信している。
07年03月08日 | Category: General
Posted by: nasablog
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