16年09月26日
国民年金保険料強制徴収対象を拡大....他。
●国民年金保険料強制徴収対象を拡大(9月20日)
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厚生労働省と日本年金機構は、2017年度から、国民年金保険料の
強制徴収の対象を、現在の年間所得350万円以上(かつ未納月数
7カ月以上)の滞納者から300万円以上(かつ未納月数13カ月以上)
に広げる。拡大により約9万人が対象に加わる見込み。保険料納付
率は低迷が続いており、2015年度は63.4%。納付免除・納付猶予
になっている人を含めた実質的な納付率では40%程度にとどまって
おり、制度の持続性に懸念が生じている。
●所得税見直し、数年かけて議論へ(9月17日)
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政府税制調査会の所得税改革案は、実現に最低数年かかる大がかり
なものになりそうだ。第1弾は配偶者控除の見直しを柱とし、
「夫婦控除」の検討や基礎控除の見直しを行い、女性の就労拡大
や所得格差の是正につなげる。第2弾は給与所得控除などの縮小
を行い、税が働き方を左右しない中立的な仕組みを構築する。
ただ、高所得者には実質的に大幅な増税となるため与党内には
慎重論も強い。
●過労死の業務委託建築士に「実質的に労働者」の判決~宇都宮地裁(9月17日)
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準大手ゼネコンの戸田建設と業務委託の準委任契約を結んで施工図
作製を任され、現場事務所で倒れて脳幹出血で死亡した1級建築士
の男性について、宇都宮地裁が同社の安全配慮義務違反を認めて、
遺族への約5,140万円の支払いを命じた。判決では、男性の業務
実態を「実質的に労働者だった」と認定。遺族は2005年に宇都宮
労働基準監督署に労災請求して不支給処分になっていたが、2006年
に再審査請求を行い、不支給処分が取り消され、さいたま労働基準
監督署が労災認定していた。
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厚生労働省と日本年金機構は、2017年度から、国民年金保険料の
強制徴収の対象を、現在の年間所得350万円以上(かつ未納月数
7カ月以上)の滞納者から300万円以上(かつ未納月数13カ月以上)
に広げる。拡大により約9万人が対象に加わる見込み。保険料納付
率は低迷が続いており、2015年度は63.4%。納付免除・納付猶予
になっている人を含めた実質的な納付率では40%程度にとどまって
おり、制度の持続性に懸念が生じている。
●所得税見直し、数年かけて議論へ(9月17日)
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政府税制調査会の所得税改革案は、実現に最低数年かかる大がかり
なものになりそうだ。第1弾は配偶者控除の見直しを柱とし、
「夫婦控除」の検討や基礎控除の見直しを行い、女性の就労拡大
や所得格差の是正につなげる。第2弾は給与所得控除などの縮小
を行い、税が働き方を左右しない中立的な仕組みを構築する。
ただ、高所得者には実質的に大幅な増税となるため与党内には
慎重論も強い。
●過労死の業務委託建築士に「実質的に労働者」の判決~宇都宮地裁(9月17日)
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準大手ゼネコンの戸田建設と業務委託の準委任契約を結んで施工図
作製を任され、現場事務所で倒れて脳幹出血で死亡した1級建築士
の男性について、宇都宮地裁が同社の安全配慮義務違反を認めて、
遺族への約5,140万円の支払いを命じた。判決では、男性の業務
実態を「実質的に労働者だった」と認定。遺族は2005年に宇都宮
労働基準監督署に労災請求して不支給処分になっていたが、2006年
に再審査請求を行い、不支給処分が取り消され、さいたま労働基準
監督署が労災認定していた。
16年09月20日
育児休業2年への延長を検討....他。
●育児休業2年への延長を検討(9月14日)
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厚生労働省は、14日から始まる雇用均等部会で、最長1年半
だった育児休業を延長することを議論する。保育所に入れない
場合などに、子どもが2歳になる時まで休める案を軸に検討し、
年内に結論をまとめ、来年の通常国会に育児・介護休業法の
改正案を提出する見通し。
●健康保険料率が初の9%超え(9月10日)
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健康保険組合連合会が公表した1,405の健保組合の2015年度の
決算見込みによると、平均保険料率が初の9%超えとなる
9.035%に引き上げられた結果、収入が7兆7,854億円となり
1,278億円の黒字となったことがわかった。
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厚生労働省は、14日から始まる雇用均等部会で、最長1年半
だった育児休業を延長することを議論する。保育所に入れない
場合などに、子どもが2歳になる時まで休める案を軸に検討し、
年内に結論をまとめ、来年の通常国会に育児・介護休業法の
改正案を提出する見通し。
●健康保険料率が初の9%超え(9月10日)
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健康保険組合連合会が公表した1,405の健保組合の2015年度の
決算見込みによると、平均保険料率が初の9%超えとなる
9.035%に引き上げられた結果、収入が7兆7,854億円となり
1,278億円の黒字となったことがわかった。
16年09月05日
事務処理ミスによる年金未払額が過去最多 2015年度....他。
●事務処理ミスによる年金未払額が過去最多 2015年度(9月1日)
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日本年金機構は、2015年度中における事務処理ミスが計3,297件
に上り、そのうち「未払い」が計1,625件あり、過去最多の未払い
額(31億1,800万円)となったことを明らかにした。保険料の徴収
漏れや過徴収なども含めた影響額は計36億7,400円でこちらも
過去最多となった。ミスのうち54.9%は旧社会保険庁時代に発生
したもので、原因は「確認不足」が2,753件で最多だった。
●「介護保険料の負担年齢引下げ」は見送りの公算大(8月31日)
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厚生労働省が社会保障審議会介護保険部会を開催し、40歳以上に
支払義務のある介護保険料の支払年齢の引下げ等について議論を
行った。出席した委員からの反対意見が多数出たため、2018年度
に予定する制度改革での実施は見送る可能性が高くなった。
●年金受給資格期間の短縮 2017年9月から実施へ(8月31日)
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政府は、公的年金の受給に必要な加入期間を現行の25年から10年に
短くする改正について、2017年9月にスタートする方針を固めた。
現在は受給できていない65歳以上の約40万人が新たに受給できる
ようになる。関連法案は今秋の臨時国会に提出される見込み。
●配偶者控除の見直しを検討 政府・与党(8月30日)
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政府・与党は、所得税の配偶者控除の見直しについて検討すること
を明らかにした。現行制度に代えて、配偶者の年収などに関係なく
一定額を世帯主の所得控除から差し引く「夫婦控除」の導入案が
有力だが、与党内には慎重論も根強い。早ければ2018年度からの
実施を目指すとしている。
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日本年金機構は、2015年度中における事務処理ミスが計3,297件
に上り、そのうち「未払い」が計1,625件あり、過去最多の未払い
額(31億1,800万円)となったことを明らかにした。保険料の徴収
漏れや過徴収なども含めた影響額は計36億7,400円でこちらも
過去最多となった。ミスのうち54.9%は旧社会保険庁時代に発生
したもので、原因は「確認不足」が2,753件で最多だった。
●「介護保険料の負担年齢引下げ」は見送りの公算大(8月31日)
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厚生労働省が社会保障審議会介護保険部会を開催し、40歳以上に
支払義務のある介護保険料の支払年齢の引下げ等について議論を
行った。出席した委員からの反対意見が多数出たため、2018年度
に予定する制度改革での実施は見送る可能性が高くなった。
●年金受給資格期間の短縮 2017年9月から実施へ(8月31日)
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政府は、公的年金の受給に必要な加入期間を現行の25年から10年に
短くする改正について、2017年9月にスタートする方針を固めた。
現在は受給できていない65歳以上の約40万人が新たに受給できる
ようになる。関連法案は今秋の臨時国会に提出される見込み。
●配偶者控除の見直しを検討 政府・与党(8月30日)
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政府・与党は、所得税の配偶者控除の見直しについて検討すること
を明らかにした。現行制度に代えて、配偶者の年収などに関係なく
一定額を世帯主の所得控除から差し引く「夫婦控除」の導入案が
有力だが、与党内には慎重論も根強い。早ければ2018年度からの
実施を目指すとしている。