経営者は偉い!だから自信を持とう!! ~中小企業経営者のための応援歌~(H23.1月号)


新年明けましておめでとうございます。旧年中は、このメルマガにお付き合い戴きましてありがとうございました。今年も何卒よろしくお願いいたします。

さて、最近の日本、元気がないと思いませんか?何か閉塞感があり、縮こまっており、自信を失っているように見える。病気も景気も気次第。日本の中小経営者の皆様、だったら元気を出しましょう。あなた方は偉いのだから。もっと自信を持ましょう!
 なぜ経営者は偉いかって?そりゃあ、世の中の色んなことに貢献しているからです。意識しようがしまいが、いいこと一杯しているからです。もっと胸張っていいと思います。

その理由は・・・・・

1 雇用を創出している
 
 まず経営者は従業員を雇っている。それが偉い。例えそれが一人だったとしても、確実に雇用に貢献しているのです。雇用に貢献しているというのは、その人とその人の家族の生活を支えています。その人の親を安心させています。職を提供することで豊かな人生を後押ししています。何と素晴らしいことか。

2 社会保障を支えている

 毎月支払っている社会保険料。確かに重い。でもこれって日本の社会保障制度を支えるすごい貢献です。従業員が負担すべき保険料を50%も代わりに負担しているのです。それでその権利(リターン)はすべて従業員に帰属する。他人の社会保障まで担う、経営者は何と篤志家であることか。

3 税金を支払っている

 黒字を出して納税するのは経営者の使命。だって利益を出さなければ企業経営上、イノベーション(技術革新や設備投資)ができない。これができなければ時代から取り残される。利益は必達使命なのです。その結果、経営者個人の納税はもとより、法人税も発生する。経営者は所得税、消費税、法人税と日本を支える基幹税全てを支払っている特別な存在なのです。

4 取引先にも影響を与えている

 企業の周りには、前工程(仕入先)と後工程(販売先)がある。売り買いを通して、これら取引先で働く人たちの生活の一翼も担っていることになりませんか。特にその割合が多いほどそうです。顔も知らない人かも知れない。それでも影響が及んでいるのです。

5 何よりも日本(社会)に付加価値をもたらしている

 そして何よりも企業活動を通じて、その製品やサービスが直接的又は間接的に人々に対して幸せをもたらし、社会還元している。何と素晴らしいことじゃないですか。付加価値を稼ぐのは頭でっかちな評論家ではない。実務家である経営者が行う企業経営から生まれるのです。

思うに・・・・・

 中小企業経営者は、これらのことを自分自身を担保にし、自らリスクを取ってやっている。消費者保護法に対する経営者保護法、労働基準法に対する経営基準法はない。誰も守ってくれない。基本的にずっと以前から自己責任。大きな組織の金看板をバックに生きてゆけるわけでもない。非常に孤独。非常に不安。
でも前を向いて走るしかない。走れば何とかなる。
 経営者は自ずと良いこと一杯している、偉いんだ!だから自信を持とう!!


文責 特定社会保険労務士 西村 聡
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