マイホーム業者は住宅ローンでよく変動金利を勧めます。

変動金利の方が固定金利よりも金利が安いので月々の返済が少なくみえるのでより高額な物件販売をしやすいから。

そんなときに、私がライフプランを確認したうえで固定金利・特に最近はフラット35Sの優遇があるのでそちらをお勧めしたりします。

その際のマイホーム業者の反論。

「変動金利で、金利があがりそうなときに、固定期間ローンを設定すればいいじゃないですか。」

金利があがりそうなときという判断は誰ができますか?

確かに無責任にそのようなことを言うFPとかはいますが、実務上判断は不可能です。

これから金利があがりそうだと思ったとき、そのときにはすでに固定期間ローンの金利も上がっています。フラット35Sの金利よりも固定金利にもなっている可能性が高いです。

平成22年12月の金利 変動1% 全期間固定3%。

もしも3年後に変動金利が2%に上昇したときは固定金利は4%以上になっていると思われます。それなら最初から3%にしておいた方がいいです。

また、金利があがりそうだと思って固定金利に替えたらすぐ下がったらどうするのでしょう?
その場合はより高い金利の固定金利となります。

とにかく買ってもらえばそのあとの住宅ローン金利のことは不動産業者には関係ない(少なくとも売上にはならない。ひどい書き方をすれば「住宅ローンを払えなくなって売却する際には不動産業者に売上が発生するのでそのときは相談にのる」ということに。

もしも夢のようなこんな住宅ローンがあれば、そんなこともいいかもしれません。

平成22年12月の金利 変動1% 全期間固定3%。
変動金利を選んでも好きなタイミングで固定金利に変更できます。
それも最初の契約の際の金利です!

こんなものがあれば、3年後に金利が変動2%になっていても大丈夫。仮に5年後に変動金利が3.1%以上になってこれからも金利があがりそうだと思って固定金利に替える、それも最初に借りたときの金利3%。(普通なら5%以上の金利なのに)

これなら、結構使えるかもしれません。そんな住宅ローンどこか開発してくれないかなと思います。