日米欧通貨の“三角関係”に変化 円とドルの立場が逆転

 外国為替市場で、円・ドル・ユーロの“三角関係”に変化が出てきた。これまでは円が対ドル、対ユーロで売られる独歩安が続いてきたが、23日の東京外為市場では、米国での高金利型(サブプライム)住宅ローンの焦げ付き問題の再燃を嫌気したドル売りが広がり、急激な円高ドル安が進行。これに連れて円高ユーロ安も進み、これまでとは逆に円が買われる展開となった。3通貨の関係が変化するなか、これまでの円安局面から円高局面へと転換する可能性も出てきた。

7月24日8時35分配信 フジサンケイ ビジネスアイ

円安相場から円高相場への転換期が近いのかもしれません。

こうなると影響を受けるのは、円安相場でドル建てやユーロ建ての預金や保険を選択した方。

1ドル124円の時に100ドル分の保険や預金を12400円で購入した場合。1年後の運用利益が2%だとすると1年後に102ドルになります。
しかし、その時の為替相場が円高に振れていて1ドル114円だとすると11628円となります。772円元本割れです。
これ以外に手数料もかかります。

ドルやユーロ建ての商品の高利率を強調して、保険や外貨預金を多数金融機関が販売しています。

円高になった時に予定よりもかなり少ない円換算の金額になっているかもしれないことを十分に説明していたでしょうか?

購入する側も理解していたでしょうか。

心配なところです。