銀行窓口での保険商品販売のトラブルが多くなっています。

預金をするために行ったら預金より得だと言われてリスクのある保険商品に加入させられる。

先日の相談者も約700万円もの預金をしにいったらドル建ての個人年金保険の契約をさせられました。

まだ20代の人に、個人年金保険を勧めること自体もわけが分かりませんが・・・。結婚資金・教育費・マイホームの頭金に使う方が先です。

外貨建てなら円高の時に契約した方がいいですから円安の今勧めるのも????です。

為替リスクや税金のリスク、手数料が引かれて(7%)残りを運用することなどを私の方から説明したら、『え!そうなんですか?知りませんでした。』とのこと。

しかし、銀行で意向確認書に署名していて、それらのリスクについて理解した上で契約していることになっていました。

相談者は早速クーリングオフの手続きに入ろうとしましたが、銀行に電話したところ、『口頭での申し出で結構です。取り消します。』とのことでした。

しかし、保険の場合は銀行は販売代理であって、契約自体は保険会社と交わしています。

もしも、銀行の回答が取り消しを避けるため、クーリングオフの期間を経過するまで待つためのでまかせだったら・・・・。

後で聞いても『そんな取り消しの話は聞いていません。』と言われるかもしれません。

怖い話です。

一応消費者生活センターを絡めてもらうようにアドバイスしました。