板橋区の内野行政書士事務所ブログ

行政書士の職務上請求で、問題を起こす方がいます。

東京都行政書士会総務部の部員となって、はじめて各会員の職務上請求に対する考え方に違いがある事を理解しました。

職務上請求など、基本的には許されていいはずがありません。自分の立場で考えれば、知らない人間に戸籍謄本や住民票を勝手に取られて、それが何に使われているかわからないとしたら、腹が立ちますし、とても嫌なことだと思います。

行政書士は、法律により、特別に許されているのです。いわば、その国民の信頼を、私たちは決して裏切ってはならないのです。

いくらお金が欲しくても、いくら生活に困っても、「行政書士としての誇りと責任」と「国民からの信頼」を忘れて欲しくありません。

職務上請求事項は本当にデリケートな情報です。

自分が直接受託している業務のために、他に方法が無いときに使うべき方法であります。

現在では、情報公開が進んでいますので、いつ誰が自分の戸籍謄本、住民票を取ったか、本人の申請があれば、役所は一部を除いて出してきます。

職務上請求ができるのは特権でも何でもありません。かえって、責任が重くのしかかるのです。

私たちは、もっとその事を強く意識するべきだと思います。



ブログランキングです。






内野行政書士事務所ホームページ： http://www.uchino.info/