09年08月20日
支出金額(時) ≠ 経費(損金)について
数多い関与先の中に、今でも「支出額(時)」=「経費」と思われている社長様がいらっしゃいます。「発生主義」の観点から支出額=経費ではありません。
現在の日本では「発生主義」が原則とされています。「発生主義」とは、費用を現金支出の事実ではなく発生の事実に基づいて認識するものです。つまり、品物を購入した事実のみで「経費」となるのです。
例えば、「掛け」で品物を購入し、代金支払は翌月の取引があったとします。この場合、「購入した月」に「経費」となり、「翌(代金を支払った)月」に「現金支出」となるのです。売上に関しても同様です。
支出金額(時) ≠ 経費(損金)の最も解りやすい例が「固定(減価償却)資産の購入」です。
建物・機械装置・工具器具・備品・車輌等の購入は基本的に支払った時の経費とはなりません。法定耐用年数により何年かに分けて徐々に経費(減価償却費)となります。現金支出時(支出事業年度)の全額がその時の経費ではなく、支出がない時(支出事業年度以外)も経費となるということです。
お金の流れを表したものを「キャッシュフロー計算書」といい、「損益計算書」とは全く別のものとなります。この「キャッシュフロー計算書」は「現在の利益額」と「現在の現預金」との差額を知ることができます。現預金は少ないのに利益額は思いのほか多いという経験をした社長様は少なくないと思います。そんな場合は「キャッシュフロー計算書」を作成してみるとよいでしょう。
借入金の返済額も「経費」ではないのか?との声も聞いたことがありますが、残念ながら「経費」ではありません。勿論、借入時の入金額(借入額)も収入ではありません。
↑↑ランキングに参加しています。クリックをお願いします。
↑↑弊社ホームページもぜひご覧下さい。
現在の日本では「発生主義」が原則とされています。「発生主義」とは、費用を現金支出の事実ではなく発生の事実に基づいて認識するものです。つまり、品物を購入した事実のみで「経費」となるのです。
例えば、「掛け」で品物を購入し、代金支払は翌月の取引があったとします。この場合、「購入した月」に「経費」となり、「翌(代金を支払った)月」に「現金支出」となるのです。売上に関しても同様です。
支出金額(時) ≠ 経費(損金)の最も解りやすい例が「固定(減価償却)資産の購入」です。
建物・機械装置・工具器具・備品・車輌等の購入は基本的に支払った時の経費とはなりません。法定耐用年数により何年かに分けて徐々に経費(減価償却費)となります。現金支出時(支出事業年度)の全額がその時の経費ではなく、支出がない時(支出事業年度以外)も経費となるということです。
お金の流れを表したものを「キャッシュフロー計算書」といい、「損益計算書」とは全く別のものとなります。この「キャッシュフロー計算書」は「現在の利益額」と「現在の現預金」との差額を知ることができます。現預金は少ないのに利益額は思いのほか多いという経験をした社長様は少なくないと思います。そんな場合は「キャッシュフロー計算書」を作成してみるとよいでしょう。
借入金の返済額も「経費」ではないのか?との声も聞いたことがありますが、残念ながら「経費」ではありません。勿論、借入時の入金額(借入額)も収入ではありません。
文責:北九州支店
↑↑ランキングに参加しています。クリックをお願いします。
↑↑弊社ホームページもぜひご覧下さい。