最近、『相続税は不動産で減らす』という内容の書籍を見かけます。
この本の中身は見ていないのですが、日頃からオーナー様の悩みごとをお伺いする中でかんじていることを書こうと思います。

以前、よく耳にしたのは『 借金をして相続税を減らす』 ということですが、この『相続税は不動産で減らす』にはポイントがあります。

1 現金1億円を持っているのと、不動産(事業用建物)を1億円で購入するのでは『同じ1億円』でも評価方法が異なることを利用する
2 相続税を減少させるための不動産購入なのか?そうであれば、目的が終了したらすみやかに時期をみて売却する。(だらだら持ち続けない)
3 せっかく購入するのなら、ずっと保有し続けたい。そうであれば、利回りや修繕計画に対して甘い見込みが無いか。投資金額は適正なのかどうかをしっかり判断する必要があります。

 最近では、建設会社の方がとても詳細な資金計画表を作成されています。私も拝見する機会があるのですが、とてもよくできているものが多いです。しかしながら、絶対に忘れてはならないのが、あなたの所得税はいくらなのか?です。建設会社の方は確定申告を見ない限りあなたの収入の詳細はわかりません。日本の所得税は『超過累進課税』 です。収入が増えれば増えるほど税率が高くなります。つまり、不動産を購入すると家賃収入が増えて、税率が高くなるのです。そして、あなたのライフプランを考えながら建設会社の方とお話を進めると『 こんなはずじゃなかったのに・・・』を回避できます。

 以前、不動産所得は『不労所得』と呼ばれていました。しかし、この人口減少及びデフレ時代ではオーナー様も営業活動などとても不労では収入は得られない状態です。

 目的をしっかり持って、決断するときはスピーディーに!! これが不動産オーナーの成功する秘訣だと思います。
文責 資産税部


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