現在は住宅を建てようとする時に換気量の計算が義務付けされています。
換気計算自体は以前も有ったのですが以前の計算は窓を開けると換気が
出来るという考え方の計算ですが現在の計算は窓を閉めた状態での計算
です。

これは開口部にサッシなどを使う事が一般化して建物の機密性能が良く
なった為にシックハウス症候群などが顕在化したのが元になっています。
そして断熱性能を高くして窓を閉めた状態にして生活を送ると今度は結
露が起こって、単に窓を開けただけでは換気が十分に行えない事にも成
りました。結局ある程度隙間を開けないといけない事になってしまった
のです。

今は機械換気を行って各居室に空気取り入れ口を設けて排気の機械を設
置していますから、2時間に1回以上家の中の空気がそっくり入れ替わ
らないといけない計算をしますから。冬に寝室が寒いなどの事も出てき
ています。寒いとか音がするなどと言って機械を止めないで下さい。
自分の体の事を考えてください。計画段階からどのような機械を採用し
たらよいのか良く相談をして家造りをする事が求められています。