行政書士という資格が、制度としての改革が必要なのは間違いありません。

行政書士業務の実態を知らない方の中には、行政書士制度を、「不必要である。」と考える方もいるようです。
しかし「それは違います。」と私は言わせていただきます。

特に許認可の部分では、行政書士がいなければ、相当数の困る方が出てくると思いますし、自治体の事務にも支障をきたすと考えます。

現在、士業の業務獲得競争が熾烈なのは、電車の広告を見ても解ります。
司法書士さん、税理士さん、社労士さんでも食べていけない方はいらっしゃいます。
だからと言って、その資格の価値が下がるわけでもありませんし、その方の努力が否定されるわけではありません。

前にも言っていますが、士業で食えなければ、バイトでも何でもすればいいことです。

大切なことは困っている国民、企業等の役に立つことです。
それこそが、士業の役割ではないでしょうか。

結果として、お金が入るのはいいでしょう。
しかし、最初からそればかり考えるのは、違うと思います。

バイトをしながらでも「行政書士の仕事を続けたい。」と考える方がいるならば、それはそれですばらしいことだと思います。

士業者が都心の一等地に事務所を構え、高級外車に乗ることは、それはそれで立派なことですが、国民の一人としては少々違和感を感じるのも事実です。



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