08年05月09日
ブラックリストに載った?
「ブラックリスト」という言葉をよく耳にします。語感からして「要注意人物」をイメージしてしまうようで、あまり感心できない言葉です。何か、悪事を働く可能性がある人を特定するような言葉で、もしそんなリストがあるとすれば、そこに載ることは避けたいものです。特に、インターネットから入ってくる「ブラックリスト者云々」といった情報はほとんどいい加減なものが多く、ともすると不安を煽ってしまうことが多いようです。
融資やクレジットカードの信用情報でよくこの言葉が使われているようですが、実際にそういったリストが存在するわけではありません。クレジットカードやショッピングローン、キャッシングなどの支払いを一定の期間延滞したり、自己破産したりといった状態を「事故」といい、個人信用情報に「事故情報」が登録されます。この状態を「ブラックリスト」に載ったと表現するようです。
消費者金融の総量規制の導入により、指定信用情報機関制度が創設され、今後は年収の1/3までしかキャッシングができなくなります。移行期間に債務破綻する方が増えることが懸念されますが、ある意味で、これらの改正は今後多重債務者を減少させるために必須といえるかもしれません。高金利による安易な借入れが生活困難の最大の原因ともいえます。「信用情報」の制度化により今後はいわゆる「事故情報」掲載者が増加することが予想されます。
たしかに、今の時代はカードが使えないと、いろいろ不便を感じる面が多いかもしれません。そのため、「事故情報」載ることを極端に恐れる方も多くいます。しかし、生活破綻を招かないためには、どこかで歯止めをかけなければなりません。本当は、「ブラックリスト」という言葉ではなくもっと良い語感の言葉を使えないものかと思います。
お金の問題は、心と深く結びついています。とかく日本ではお金の問題を「恥ずかしいこと」として捉える傾向が強いようです。「ブラックリスト」という言葉の中にもそんな風潮を感じます。
今必要なのは、こういった問題についての正確な情報をもっと一般に啓蒙し、オープンにすることで、一人で抱え込まない仕組みを創っていくことではないかと思います。
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TEL:042-548-4456:立川市錦町1-5-6-402
融資やクレジットカードの信用情報でよくこの言葉が使われているようですが、実際にそういったリストが存在するわけではありません。クレジットカードやショッピングローン、キャッシングなどの支払いを一定の期間延滞したり、自己破産したりといった状態を「事故」といい、個人信用情報に「事故情報」が登録されます。この状態を「ブラックリスト」に載ったと表現するようです。
消費者金融の総量規制の導入により、指定信用情報機関制度が創設され、今後は年収の1/3までしかキャッシングができなくなります。移行期間に債務破綻する方が増えることが懸念されますが、ある意味で、これらの改正は今後多重債務者を減少させるために必須といえるかもしれません。高金利による安易な借入れが生活困難の最大の原因ともいえます。「信用情報」の制度化により今後はいわゆる「事故情報」掲載者が増加することが予想されます。
たしかに、今の時代はカードが使えないと、いろいろ不便を感じる面が多いかもしれません。そのため、「事故情報」載ることを極端に恐れる方も多くいます。しかし、生活破綻を招かないためには、どこかで歯止めをかけなければなりません。本当は、「ブラックリスト」という言葉ではなくもっと良い語感の言葉を使えないものかと思います。
お金の問題は、心と深く結びついています。とかく日本ではお金の問題を「恥ずかしいこと」として捉える傾向が強いようです。「ブラックリスト」という言葉の中にもそんな風潮を感じます。
今必要なのは、こういった問題についての正確な情報をもっと一般に啓蒙し、オープンにすることで、一人で抱え込まない仕組みを創っていくことではないかと思います。
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08年05月09日
親族間の金銭問題
低収入や浪費癖、あるいは借金といった家族の状況は、他の家族の生活に直接的に影響します。また、家族や親族間での金銭貸借は、時に信頼関係を崩す要素となりやすく、人間関係の問題へと発展することも多いようです。
家族の借金を穴埋めしたことが、更なる借金を招く要因になってしまったり、姻族の関係を泥沼化させてしまったり、ことお金の問題はしばしば善意が悪い結果をもたらしてしまうようです。
離婚原因の中でも、経済面、いわゆる金銭問題は直接的な原因としては上位ではないとはいえ、夫婦関係を悪化させる要因となっていることは否めません。私たちへのご相談の中では、家族、親族間の金銭問題に関する相談の事例が後を絶ちません。当然のことながら、金銭の問題は夫婦関係に止まらず、家族間の関係を悪化させる根本的原因の一つではないかと思います。
日本人はとかくお金の問題を不浄なこととして捉えがちです。そのため、内輪だけで解決しようとする傾向が強いようです。どちらかといえば、「臭いものに蓋」といった感覚で扱う傾向があります。しかし、そのことが問題をより感情的にしてしまうため、冷静な判断を見失うことにもつながるようです。できるなら、第三者を含めた意見も求めたいところです。
お金の問題は、心の問題と直結しています。それだけに、より冷静な対応が必要です。本来、家族同士はお互いに助け合うことが望まれます。しかし、お金の問題の場合は、相手の望む額を貸したり、与えたりすることが助けることにつながらない場合も多いようです。
相手を責めるのではなく、どんな点を助けることが今相手に必要かを冷静に判断することが、家族、親族がまず考えたい点ではないかと思います。また、たとえ身内ではあっても、金銭についての取り決めは、しっかりとした契約書面を整えることも大切ではないかと思います。
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離婚原因の中でも、経済面、いわゆる金銭問題は直接的な原因としては上位ではないとはいえ、夫婦関係を悪化させる要因となっていることは否めません。私たちへのご相談の中では、家族、親族間の金銭問題に関する相談の事例が後を絶ちません。当然のことながら、金銭の問題は夫婦関係に止まらず、家族間の関係を悪化させる根本的原因の一つではないかと思います。
日本人はとかくお金の問題を不浄なこととして捉えがちです。そのため、内輪だけで解決しようとする傾向が強いようです。どちらかといえば、「臭いものに蓋」といった感覚で扱う傾向があります。しかし、そのことが問題をより感情的にしてしまうため、冷静な判断を見失うことにもつながるようです。できるなら、第三者を含めた意見も求めたいところです。
お金の問題は、心の問題と直結しています。それだけに、より冷静な対応が必要です。本来、家族同士はお互いに助け合うことが望まれます。しかし、お金の問題の場合は、相手の望む額を貸したり、与えたりすることが助けることにつながらない場合も多いようです。
相手を責めるのではなく、どんな点を助けることが今相手に必要かを冷静に判断することが、家族、親族がまず考えたい点ではないかと思います。また、たとえ身内ではあっても、金銭についての取り決めは、しっかりとした契約書面を整えることも大切ではないかと思います。
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07年12月06日
生活立て直し資金と公的融資
消費者金融の総量規制、生活保護費の圧縮、燃料費の高騰など、年末を目前に低所得世帯にとってはますます厳しい社会情勢になってきています。格差が広がる社会の中で、多くの方が生活資金の問題を抱えておられます。ワーキングプアや多重債務に関わる問題がいろいろと報道され社会問題にもなっています。
こういった問題は、とかく誰かに相談してもどうにもならないと思われがちです。また、相談するには相談料がかかることもあるためため、生活資金に追われる状況では無理なことも多く、かといって行政の行なう無料相談ではじっくりとした話ができないことも多いようです。さらに、多重債務を抱えてしまうと、どこにも相談にいけなかったり、「貧すれば鈍す」の例えにもあるように安易な話に乗ってしまい、かえって状況を悪化させてしまうことも多く見受けられます。
私たちに相談にいらっしゃる方も、最初から生活資金の問題でいらっしゃる方はあまり多くありません。しかし、夫婦間の相談や親子間の相談を受けていると、多くのケースでこういった問題が裏側に隠れていることに気付かされます。夫婦や親子の問題を一緒に解決していく中で、生活資金についてもご一緒に考えていくことができるため、同時に解決していくことができます。誰か良い相談者に出会うことで生活資金の問題は新しい視野を持つことができるようです。
行政もいろいろな融資制度を用意していますが、対応は決して暖かいものではありません。そのため、一人で悩んでいるかたにとっては、どうしても敷居が高くなってしまうようです。でも、知恵を絞ればいろいろな活用ができます。一人では無理でも、誰か寄り添ってくれる方がいれば勇気も出ます。諦めてしまう前に、是非一度悩みをぶつけてみていただきたいと思っています。
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こういった問題は、とかく誰かに相談してもどうにもならないと思われがちです。また、相談するには相談料がかかることもあるためため、生活資金に追われる状況では無理なことも多く、かといって行政の行なう無料相談ではじっくりとした話ができないことも多いようです。さらに、多重債務を抱えてしまうと、どこにも相談にいけなかったり、「貧すれば鈍す」の例えにもあるように安易な話に乗ってしまい、かえって状況を悪化させてしまうことも多く見受けられます。
私たちに相談にいらっしゃる方も、最初から生活資金の問題でいらっしゃる方はあまり多くありません。しかし、夫婦間の相談や親子間の相談を受けていると、多くのケースでこういった問題が裏側に隠れていることに気付かされます。夫婦や親子の問題を一緒に解決していく中で、生活資金についてもご一緒に考えていくことができるため、同時に解決していくことができます。誰か良い相談者に出会うことで生活資金の問題は新しい視野を持つことができるようです。
行政もいろいろな融資制度を用意していますが、対応は決して暖かいものではありません。そのため、一人で悩んでいるかたにとっては、どうしても敷居が高くなってしまうようです。でも、知恵を絞ればいろいろな活用ができます。一人では無理でも、誰か寄り添ってくれる方がいれば勇気も出ます。諦めてしまう前に、是非一度悩みをぶつけてみていただきたいと思っています。
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07年10月27日
融資保証金詐欺被害
最近、多重債務に陥っている方などを狙った、融資保証金詐欺に関わるご相談が数件入りました。まず、ハガキやメールなどによって比較的高額の融資の勧誘が入ってきます。
連絡先に電話等で融資の申込みをすると、「あなたは、借入金超過として登録があり融資することができません。しかし、融資額の10%の保証協会費を納めてそのデータを一旦抹消すれば融資を受けることができます。」といった内容の連絡が入ります。
あるいは、「病気等で返済が滞った場合に備えて、あらかじめ保険料を納めてください。完済後にお返しします。」といった場合もあるようです。
正規の貸金業者では、保証金や借入金データの抹消などいかなる名目であっても、融資を前提に現金を振り込ませることはありません。また、国の制度として、保証協会費を納めると借入金データが抹消され、融資を受けられるものはありません。
返済などで心が焦っていると、このようにごく一般的な常識にも気付かず、冷静な判断ができなくなっています。現金を振り込んだ後も、あれやこれやと条件を付けさらに追加を請求してきます。それに応じられないと断わって振り込んだ額の返還を求めても、返ってくることはありません。被害者の弱みに付け込んだ悪質な手口で、日増しに巧妙になってきています。
被害にあった場合は警察へ連絡します。警視庁総合相談(♯9110)でも対応しています。
でも、何より被害に合う前に、とにかく冷静な判断をしていただきたいと思います。振り込む前に弁護士さん、司法書士さん、行政書士さん、あるいは法テラスなど法律に詳しい方にちょっと質問すればすぐに詐欺であるかどうかは判ります。
借金を借金で返済することくらい無駄なことはありません。そして、うまい話には必ずと言って良いくらい裏があります。冷静に対応するためにも、返済が困難になっているときは、信頼できる資格を持った良い相談者にまず相談してほしいものと思います。合法的であれば、法律で解決できない借金はありません。しかし、違法の場合は、これが通用しないことがあります。騙す側が悪質であることは言うまでもありません。しかし、騙された側はどこか心に隙があったのかもしれません。詐欺被害を未然に防ぐためにも考えてみて頂きたいと思います。
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あるいは、「病気等で返済が滞った場合に備えて、あらかじめ保険料を納めてください。完済後にお返しします。」といった場合もあるようです。
正規の貸金業者では、保証金や借入金データの抹消などいかなる名目であっても、融資を前提に現金を振り込ませることはありません。また、国の制度として、保証協会費を納めると借入金データが抹消され、融資を受けられるものはありません。
返済などで心が焦っていると、このようにごく一般的な常識にも気付かず、冷静な判断ができなくなっています。現金を振り込んだ後も、あれやこれやと条件を付けさらに追加を請求してきます。それに応じられないと断わって振り込んだ額の返還を求めても、返ってくることはありません。被害者の弱みに付け込んだ悪質な手口で、日増しに巧妙になってきています。
被害にあった場合は警察へ連絡します。警視庁総合相談(♯9110)でも対応しています。
でも、何より被害に合う前に、とにかく冷静な判断をしていただきたいと思います。振り込む前に弁護士さん、司法書士さん、行政書士さん、あるいは法テラスなど法律に詳しい方にちょっと質問すればすぐに詐欺であるかどうかは判ります。
借金を借金で返済することくらい無駄なことはありません。そして、うまい話には必ずと言って良いくらい裏があります。冷静に対応するためにも、返済が困難になっているときは、信頼できる資格を持った良い相談者にまず相談してほしいものと思います。合法的であれば、法律で解決できない借金はありません。しかし、違法の場合は、これが通用しないことがあります。騙す側が悪質であることは言うまでもありません。しかし、騙された側はどこか心に隙があったのかもしれません。詐欺被害を未然に防ぐためにも考えてみて頂きたいと思います。
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07年09月04日
生活立て直しのための資金
格差が広がる社会の中で、多くの方が生活資金の問題を抱えておられます。ワーキングプアや多重債務に関わる問題がいろいろと報道され社会問題にもなっています。
生活資金が自転車操業的になってしまうと、生活の立て直しを図ろうとしても、日々の生活費に追われ変えることが困難になってしまいます。貯金をしたくてもできず、さらにその上に借金や債務をかかえてしまうとさらに悪循環となり、一生そこから抜け出ることができないジレンマに陥ります。
こういった問題は、とかく誰かに相談してもどうにもならないと思われがちです。また、相談するには相談料がかかることもあるためため、生活資金に追われる状況では無理なことも多く、かといって行政の行なう無料相談ではじっくりとした話ができないことも多いようです。
私たちに相談にいらっしゃる方も、最初から生活資金の問題でいらっしゃる方はあまり多くありません。しかし、夫婦間の相談や親子間の相談を受けていると、多くのケースでこういった問題が裏側に隠れていることに気付かされます。
夫婦や親子の問題を一緒に解決していく中で、生活資金についてもご一緒に考えていくことができるため、同時に解決していくことができます。誰か良い相談者に出会うことで生活資金の問題は新しい視野を持つことができるようです。
行政もいろいろな融資制度を用意していますが、対応は決して暖かいものではありません。そのため、一人で悩んでいるかたにとっては、どうしても敷居が高くなってしまうようです。でも、知恵を絞ればいろいろな活用ができます。一人では無理でも、誰か寄り添ってくれる方がいれば勇気も出ます。諦めてしまう前に、是非一度悩みをぶつけてみていただきたいと思っています。
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生活資金が自転車操業的になってしまうと、生活の立て直しを図ろうとしても、日々の生活費に追われ変えることが困難になってしまいます。貯金をしたくてもできず、さらにその上に借金や債務をかかえてしまうとさらに悪循環となり、一生そこから抜け出ることができないジレンマに陥ります。
こういった問題は、とかく誰かに相談してもどうにもならないと思われがちです。また、相談するには相談料がかかることもあるためため、生活資金に追われる状況では無理なことも多く、かといって行政の行なう無料相談ではじっくりとした話ができないことも多いようです。
私たちに相談にいらっしゃる方も、最初から生活資金の問題でいらっしゃる方はあまり多くありません。しかし、夫婦間の相談や親子間の相談を受けていると、多くのケースでこういった問題が裏側に隠れていることに気付かされます。
夫婦や親子の問題を一緒に解決していく中で、生活資金についてもご一緒に考えていくことができるため、同時に解決していくことができます。誰か良い相談者に出会うことで生活資金の問題は新しい視野を持つことができるようです。
行政もいろいろな融資制度を用意していますが、対応は決して暖かいものではありません。そのため、一人で悩んでいるかたにとっては、どうしても敷居が高くなってしまうようです。でも、知恵を絞ればいろいろな活用ができます。一人では無理でも、誰か寄り添ってくれる方がいれば勇気も出ます。諦めてしまう前に、是非一度悩みをぶつけてみていただきたいと思っています。
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