日本の多くの地域が湿潤な気候である事は知られていますが、建築では
この湿潤に対応するための1つとして床下の換気が図られています。
家の基礎部分に換気用の開口部が開けられているのを見た人は多いと思
います。

しかし最近新築される住宅はこの換気口をあまり見なくなったと思いま
せんか?

現在では木造軸組工法も従来の伝統的な工法から外断熱と言われる外壁
側を断熱する工法や最新技術が生かされた構造の物まで有り、見ただけ
では判らなくなってきています。換気口が無くても床下の換気が出来る
方法もその1つで、基礎と土台との間に硬質ゴムを挟んでその隙間に風
を通して換気をする方法です。

現在は様々な技術が有り、それらを設計者によって採用されますが、
建築主も設計者やハウスメーカーに全面的に任せないで、理解できるま
で説明を聞いておくと、自分が住まう家の事がより身近になると思いま
すが、如何ですか?