新築やリフォームをして便器を新しくした住まい手から、今度の便
器は汚れが付かないね。という言葉を良く聞きます。

これは便器に光触媒を使用しているのが原因で起きる作用なので、
便器の選択の時に話をしているのですが、やはり実際に使用しない
と実感できていないのかも知れません。

光触媒の原理については「光触媒工業会の光触媒入門」をご覧にな
ると判ると思いますので、此処では省きますが、光触媒として使わ
れているのは酸化チタンという物質で、これには防曇、防汚、ガス
分解、抗菌、水浄化などの効果があるので、住宅に使われる物とし
て便器やタイルが主だった物ですが、窓ガラスの外側に塗って、汚
れが付き難くするという製品も有ります。

結構注目の光触媒ですが、新たな光触媒で酸化タングステンに銅イ
オンをプラスした物を新エネルギー・産業技術総合開発機構が開発
したとケンプラッツに発表されていました。

この触媒にはシックハウス対策の効果を期待されていて、その実験
が開始されたそうなので近い将来に製品化されるのかも知れません。
このような製品が開発されると、現在行われているシックハウス対
策も変わってくる可能性は有りますね。