日経ネットPlusの2月19日に「地球寒冷化の予兆?黒点のない太
陽」と言う記事が載っていました。
この記事を読んで、そう言えば以前、三鷹の国立天文台に行った時
に黒点を観測していた望遠鏡が有ったのを思い出しました。

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この建物は三鷹の国立天文台にある第一赤道儀室で建設は1921年
(大正10年)で天文台では最も古い建物ですが、おそらく日本で一
番古いドームだと思います。そして此処で1933年〜1999年迄太陽の
黒点の観測を此処で行っていた場所です。現在は新しい施設で
CCDカメラで自動追尾して観測しているそうです。


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この望遠鏡は太陽などを自動追尾するのですが錘を巻き上げてその
重さで望遠鏡を回転させて追尾するので1時間ほどしか出来ないた
め、その度に錘を巻き上げて観測していたのでした。

この記事によれば太陽に黒点が無い状態が1年以上も続いているそ
うです。太陽の黒点と言えば、黒点が活発に発生している時は電離
層に影響して短波が遠くに飛んだりして思わぬ国と交信が出来ると
アマチュア無線界では喜ばれますが、この黒点の発生は周期が有り
その周期と景気の関係を指摘しているのが三菱UFJ証券の嶋中雄
二景気循環研究所長だそうです。

そして、この嶋中氏は20年以上前から「景気循環理論のコンドラ
チェフの波が約55年周期なのと符合する」と指摘してきていて、

その周期から見ると今年は世界経済が上昇傾向になるそうなのです
今は未曾有の経済危機といわれているので、この景気循環理論の通
りになれば良いのにと思うのでした。