3月31日から上野の国立博物館で始まった阿修羅展。この展覧会
を以前から見る予定にしていたのですが、この興福寺の阿修羅につ
いてTV放送が有る事を知って、展覧会を見てから放送を見るか、
放送を見てから展覧会を見ようかと、思案した結果、放送を見てか
ら展覧会をみる事にしたのですが、

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そうしたら、4月の下旬に新型インフルエンザの事が始まり、行く
時期を逸して、来週には終了してしまうので、今日は雨も続いてい
る事だし少しは人ごみも緩和されているのでは?

などと、予想して夕方出掛けたのです。入場待ち時間が40分と言
う(実質は20分程度でしたが)時間ならば空いているほうなのか
もでしたが、それにしても、あれほどインフルエンザの事が報道さ
れてマスクをした人が多かったのが、嘘のように、マスクしている
人はちらほらという感じで、マスクをしているこちらが何か遠慮勝
ちになるのは、気のせい?

予防するのは自分の事なので何も他人を意識する事も無いのですが
多くの人の身の代わりの早さにはビックリする感じでした。
そんな事はさて置いて館内に入れば多くの人がメインの阿修羅像の
回りに渦巻いて二重三重の人「で時計回りに動いてください!」と
係員が言っても従う人が少ないらしく、係員自らが人だかりに入り
動くという荒業で誘導していました。

像を見た感想はTVで見る像よりも実際の展示は照明が暗く感じた
ので細かい彩色などは良く見えませんでしたが、TVでは顔の部分
を中心に見せていて判らなかったのですが、この像を左側から見た
時に安定感が損なわれていたように感じた事です。何か重心が後ろ
に掛かっているような?

そんな感じを持ちましたが、やはりこのような人込みで無い時に
ゆっくり見たいとも思ったのでした。でも、像の後ろを見る事は、
今後は出来ないのですね。