景気浮揚の方策としてアメリカはグリーンニューディール政策を打
ち出し実行に移しているようですが、日本ではどうなっているのか
際立ったニュースは聞こえてきません。政治家たちがこれからは
クリーンエネルギーとして日本が世界に誇る太陽光発電の事を話し
ていますが、具体的な事は何も示されてはいません。

太陽光発電は助成金を出して普及を図ろうとしていますが、我々の
現場サイドから言えば、新築時に太陽光発電を設置したいという要
望はあまり多くは有りません。
元東大総長の小宮山宏(現在、三菱総研理事長)氏のアイデアは国
が太陽電池を買ってそれを家や学校などに設置させて貰うことによ
りその電気を売って買った電池代が償還される事と買う事により量
産が出来て電池代が下がり一般家庭にも普及すると言う物です。

この様な考えは早晩何処かで受け入れると考えられますが、その時
にクリーンエネルギー源の分散化をコントロールするシステムとし
てアメリカではスマートグリッドといわれるシステムの導入を考え
られていますが、日本では送電線網の老朽化が問題になっていない
為にこの研究が一部の産学協同でしか行われていないと言う現実を
知ると、先行きはそんなに楽観出来ないと感じるのは私だけ?