住宅の地震に対する安全を考えた時に「耐震等級」という言葉の等
級レベルを聞いて、自分の家は耐震等級3だから安全だと思い、そ
の内容を聞いた事が有りますか?

耐震等級は「住宅の品質確保の促進に関する法律」法律に定められ
た住宅の性能表示の中の1つです。性能表示については私の過去の
記事の「性能保証と性能表示」を読んでいただければ判ります。

その中の耐震等級ですが耐震等級にも2種類有ります。1つは倒壊
等の防止でもう1つは損傷防止です。どちらも等級は1から3まで
あり等級3が最上位です。ではその中の耐震等級1とはどのような
レベルかと言うと法律文では「極めて稀に発生する地震」となって
いて判りづらいので解説文を引用すると数百年に一度発生する地震
(東京では震度6強から震度7程度)と書かれています。法律の内容
はもっと細かいですが、あまり専門的なので、ここでは省略します
が、それでは等級2はと言うと等級1の1.25倍、等級3は等級1
の1.5倍と言う内容です。

しかし、ここで気を付け無ければならないのは耐力壁の内容です。
等級1は建築基準法の内容の耐力壁ですが、等級2、3は窓の上の
壁や窓の下の腰壁の準耐力壁と呼ばれる壁もカウントしてよいので
純粋に耐力壁が増えていると思わない方が良いです。

大事な事は自分の家の内容を良く知っておく事だと言えます。