今日は防災の日で・・・と、このブログで書き始めて今年で4回目
となりました。毎年防災の日に因んで耐震補強の補助制度などの役
に立つ情報をと思ってきましたが今年は少し趣を変えて。

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この日を制定したのはご存知関東大震災がこの日に起きた事から定
められたと言うのはご存知の通りです。その後戦争を経て現在の建
築基準法が出来て都市の不燃化が図られてきた訳ですが、その当時
は不燃化がメインで木造住宅の耐震化に付いては、木造軸組み工法
の伝統を重んじてと言うか、木材が他の材料と比較して材料のバラ
ツキが有る為に計算に乗らないと言う事で簡易的な扱いでの筋交い
計算で家の耐震力を表していたのです。

この方式だとX軸、Y軸の壁量で計算されるために筋交いの偏りは
無視されていたのが現状で、1995年(平成7年)に起きた兵庫
県南部地震(阪神淡路大震災)で木造住宅の被害が大きく、それも
この筋交いの偏りが原因となっている例が多く見られたために、こ
の地震を教訓として現在の耐震基準ができて来たと言う歴史が有り
ます。

この所の地震被害は土砂崩れを伴っているためにこの耐震について
の注目度が下がっているように感じられますが、是非一度耐震診断
をして、家の耐震力を知っておく事をお勧めいたします。
被害に有ってからでは遅すぎます。自分の身は時分で守らないと後
悔しても取り返しの付かない事になって仕舞います。