東京のベイエリアやリバーサイドに行くと高層のタワーマンション
が林立している姿をよく目にします。

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この画像は記事の内容とは関係有りません。

日本の超高層建築物として知られる霞ヶ関ビルが竣工したのが19
68年でそこから次々と超高層建築が始まり事務所ビルから遂には
居住建築物にまで来たという感じなのですが、果たして居住用とし
て適しているのか、疑問を持っているのですが、

そんな折、グッドデザイン賞の選考委員のブログに次のような事が
書いてあり少し溜飲を下げた思いです。

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それにしても巨大な集合住宅やタワーマンションのディベロッパー
は自らの社会的影響力の大きさについて、ほとんど無自覚である点
は驚くべきことである。住宅を単なる商品と考えるのならば、グッ
ドデザイン賞に応募する資格はない。恐らく彼らにとってグッドデ
ザイン賞は商品価値を付加するための一条件でしかないのだろう。
そのような応募作品を入選させることはグッドデザイン賞の社会的
な意義を失わせるだけである。ディベロッパーが自らの社会的責任
を自覚し、ライフスタイルや地域社会に対して何らかの提案を行う
ようにならない限り、今後も当選はあり得ないことを確認しておか
ねばならない。
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タワーマンションばかりでなくハウスメーカー等のグッドデザイン
賞への対応が同じように感じられているので、このような考えを持
つ選考委員であれば建築に対する賞は安心できると思ったのでした。