09年03月26日
D&D
この間、移動時間の隙間にオペラシティー・アート・ギャラリーで
開催されていた”都市へ仕掛ける建築ディナー&ディナーの試み”
に行きました。
この建築展の設計事務所はスイスの設計事務所だそうですが今回始
めて知りました。作品の特徴といえば”建築は現存する都市の一部
にならなければならない・・・・”とパンフレットの一節に有るよ
うに際立った個性を振りかざす建築とは違う物でした。
そんな大人しい建築を見ていると現在騒がれている東京中央郵便局
の保存問題とクロスしたのでした。
開催されていた”都市へ仕掛ける建築ディナー&ディナーの試み”
に行きました。
この建築展の設計事務所はスイスの設計事務所だそうですが今回始
めて知りました。作品の特徴といえば”建築は現存する都市の一部
にならなければならない・・・・”とパンフレットの一節に有るよ
うに際立った個性を振りかざす建築とは違う物でした。
そんな大人しい建築を見ていると現在騒がれている東京中央郵便局
の保存問題とクロスしたのでした。
09年03月25日
JIS改定の影響
建築・土木・不動産の総合サイト、ケンプラッツの3月24日の記
事に「買い替え迫られるN90用のくぎ打ち機」が有りました。
これは木造建築に使用される釘のJISの改定の告示が今年の2月
20日に予定されていたのが延期になった事が書かれていて、改定
されるとN90の釘は現行の機械では釘打ちが出来ないために、関
係団体がパブリックコメントを出した事とその内容を検証している
記事でした。
この写真の釘はCN75と言う釘でこの釘は改定されても影響を受
けない釘です。
木造の2階建てでN90の釘を頻繁に使用する事はあまりない事ですが
それでも、結論がハッキリしないまま進んでしまうと、ある時まで
は合法であった物が知らない内に違法になっていた、なんて事が起
きる訳で、現場が混乱するばかりでなく、そもそも改定する理由が
何で有るのか判らない事になると思うのですが・・・・。
事に「買い替え迫られるN90用のくぎ打ち機」が有りました。
これは木造建築に使用される釘のJISの改定の告示が今年の2月
20日に予定されていたのが延期になった事が書かれていて、改定
されるとN90の釘は現行の機械では釘打ちが出来ないために、関
係団体がパブリックコメントを出した事とその内容を検証している
記事でした。
この写真の釘はCN75と言う釘でこの釘は改定されても影響を受
けない釘です。
木造の2階建てでN90の釘を頻繁に使用する事はあまりない事ですが
それでも、結論がハッキリしないまま進んでしまうと、ある時まで
は合法であった物が知らない内に違法になっていた、なんて事が起
きる訳で、現場が混乱するばかりでなく、そもそも改定する理由が
何で有るのか判らない事になると思うのですが・・・・。
09年03月18日
鳥衾と経の巻
このブログを読んでコメントを書いていただく事がよく有りますが
最近のコメントで日本建築に付いての質問があったのですが、その
コメント欄に書き込みきれない内容なのと、どうせコメントを返す
なら多くの人の目に触れたほうが良いかな? と、そんな感じの
今日のブログです。
そもそも、此処に日本建築やその部分などを紹介する記事を書いて
いるのは、自分自身としては過去の建築を見る事が自身の役に立つ
事も有ろうと思っている所も有って、建築を見ている訳ですが、
見る際に何も知らないで見るよりも知った上で見る事がより多くの
情報を得る事が出来るという経験から、皆さんが建築を見る楽しみ
の一助となればと思い、このブログに載せているのですが、元来古
建築を専門としている訳では無く、自分なりに調べた事を書いてい
るので、間違いなどあるかも知れませんので、承知して読んで下さ
い。
さて、前置きが長くなりましたが、今日の話は「鳥衾」(とりぶすま)
と「経の巻」(きょうのまき)
頂いた質問はこの鬼瓦の上の物の数の違いの意味について?
そこで鬼瓦の上の一本の物これは「鳥衾」という瓦で装飾的な意味
と、この鬼瓦と鬼瓦の後ろに積まれる棟瓦(棟熨斗積瓦)の接点に
上から雨の侵入を防ぐ役目が有ったようです。
もう1つの鬼瓦の上の三本の物、これは、もう少し正確に言うと元
来は鬼瓦では無く、屋根の勾配に合わせて屋根を跨ぐようになって
いる物でそれを”獅子口”と言い、その獅子口の上に載せる三本、
または5本の「経の巻」と言われる物です。これが何を表している
のかは定かでは有りませんが文字からすると経典の巻物であるよう
に感じますが、さてどうでしょうか。
ご質問ではこの獅子口の事を「卯立つ」と何処かで説明されたよう
ですが、おそらく棟がある壁が屋根より高くなっていて、それを指
したのでは無いかと思います。「卯立つ」は関西圏に多くてここ関
東ではあまり見かけないので現在手元に写真が有りませんので、
いつか写真が撮れたらブログの題材にしたいと思っています。
最近のコメントで日本建築に付いての質問があったのですが、その
コメント欄に書き込みきれない内容なのと、どうせコメントを返す
なら多くの人の目に触れたほうが良いかな? と、そんな感じの
今日のブログです。
そもそも、此処に日本建築やその部分などを紹介する記事を書いて
いるのは、自分自身としては過去の建築を見る事が自身の役に立つ
事も有ろうと思っている所も有って、建築を見ている訳ですが、
見る際に何も知らないで見るよりも知った上で見る事がより多くの
情報を得る事が出来るという経験から、皆さんが建築を見る楽しみ
の一助となればと思い、このブログに載せているのですが、元来古
建築を専門としている訳では無く、自分なりに調べた事を書いてい
るので、間違いなどあるかも知れませんので、承知して読んで下さ
い。
さて、前置きが長くなりましたが、今日の話は「鳥衾」(とりぶすま)
と「経の巻」(きょうのまき)
頂いた質問はこの鬼瓦の上の物の数の違いの意味について?
そこで鬼瓦の上の一本の物これは「鳥衾」という瓦で装飾的な意味
と、この鬼瓦と鬼瓦の後ろに積まれる棟瓦(棟熨斗積瓦)の接点に
上から雨の侵入を防ぐ役目が有ったようです。
もう1つの鬼瓦の上の三本の物、これは、もう少し正確に言うと元
来は鬼瓦では無く、屋根の勾配に合わせて屋根を跨ぐようになって
いる物でそれを”獅子口”と言い、その獅子口の上に載せる三本、
または5本の「経の巻」と言われる物です。これが何を表している
のかは定かでは有りませんが文字からすると経典の巻物であるよう
に感じますが、さてどうでしょうか。
ご質問ではこの獅子口の事を「卯立つ」と何処かで説明されたよう
ですが、おそらく棟がある壁が屋根より高くなっていて、それを指
したのでは無いかと思います。「卯立つ」は関西圏に多くてここ関
東ではあまり見かけないので現在手元に写真が有りませんので、
いつか写真が撮れたらブログの題材にしたいと思っています。
09年03月16日
講習会
今日は先日の記事で取り上げた住宅瑕疵担保履行法の講習会の出席
の為に、朝から新宿の会場へ。
今回の講習会は直前になって会場が変わったのですが、その理由が
予想以上に参加者が増えたために予定していた会場では席が足りな
くなったためだそうですが、それでも、変更になった会場でも満員
状態でした。
そのような状態での講習会でしたが、内容は判りやすく説明されて
いました。この法律の内容を簡単に説明すると
新築住宅を買う(或いは建てる)人が、その住宅に住んだ後に雨洩
れや住宅の傾き等の構造に瑕疵が有った場合にその補修費用を確保
する為に、保険に加入する義務を科す事です。
法律ですから、色々な事をカバーするので、表現も難しくなって、
住宅と言っても単に個人の戸建て住宅だけではなくマンションや寄
宿舎などを言うために「人の居住に用する家屋または家屋の部分」
となったりするわけです。
又、この法律は新築住宅を対象としているので、新しくても中古住
宅は対象では有りませんので注意が必要です。
皆さんが知りたい事があればメールにて質問を受け付けていますの
で、お気軽にお送りください。
の為に、朝から新宿の会場へ。
今回の講習会は直前になって会場が変わったのですが、その理由が
予想以上に参加者が増えたために予定していた会場では席が足りな
くなったためだそうですが、それでも、変更になった会場でも満員
状態でした。
そのような状態での講習会でしたが、内容は判りやすく説明されて
いました。この法律の内容を簡単に説明すると
新築住宅を買う(或いは建てる)人が、その住宅に住んだ後に雨洩
れや住宅の傾き等の構造に瑕疵が有った場合にその補修費用を確保
する為に、保険に加入する義務を科す事です。
法律ですから、色々な事をカバーするので、表現も難しくなって、
住宅と言っても単に個人の戸建て住宅だけではなくマンションや寄
宿舎などを言うために「人の居住に用する家屋または家屋の部分」
となったりするわけです。
又、この法律は新築住宅を対象としているので、新しくても中古住
宅は対象では有りませんので注意が必要です。
皆さんが知りたい事があればメールにて質問を受け付けていますの
で、お気軽にお送りください。
09年03月13日
世界すまい方フォーラム
昨日の夜は住宅総合研究財団主催の世界のすまい方フォーラムに参
加する為に千駄ヶ谷へ行きました。
講師は山田昌弘氏(中央大学)でテーマは「リスク化,二極化する
家族と住宅」でしたので、住宅が家族にどのような影響を及ぼして
いるのかを聞く事が出来るのでは無いかと期待していたのですが、
その点に付いては少し期待外れ。
しかし、講義の内容は社会的な影響から家族の位置付けが決まり、
その家族が過ごす家の価値観は、豊かな家族生活を送る器という物
から、現在では必ずしもそうでは無くなって来ている、と言う指摘
が有りまして。
最近の建築雑誌に取り上げられる住宅などを見ると家族=家と言う
構図が崩れてきている感じを持っている私としては、家という器に
は空間が持つ力が有り、その空間をどのようにして行くべきか?
と言うテーマを課せられたフォーラムの参加となったのでした。
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加する為に千駄ヶ谷へ行きました。
講師は山田昌弘氏(中央大学)でテーマは「リスク化,二極化する
家族と住宅」でしたので、住宅が家族にどのような影響を及ぼして
いるのかを聞く事が出来るのでは無いかと期待していたのですが、
その点に付いては少し期待外れ。
しかし、講義の内容は社会的な影響から家族の位置付けが決まり、
その家族が過ごす家の価値観は、豊かな家族生活を送る器という物
から、現在では必ずしもそうでは無くなって来ている、と言う指摘
が有りまして。
最近の建築雑誌に取り上げられる住宅などを見ると家族=家と言う
構図が崩れてきている感じを持っている私としては、家という器に
は空間が持つ力が有り、その空間をどのようにして行くべきか?
と言うテーマを課せられたフォーラムの参加となったのでした。