09年02月13日

ドミニク・ペロー

昨日の夜は”21世紀における建築と都市計画」 ドミニク・ペロー
と大野秀敏の対話”を聴きに飯田橋まで行って来ました。

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最初にドミニク・ペロー氏の『Les onze mots de l'architecte
(建築家の11の言葉)』という短編映画が上映され、次に
大野秀敏氏が対話のテーマ作りとして、今後の都市のあり方
としてFibercityと言う事を掲げ、その概念の話を進め。
その次にドミニク・ペロー氏が自分のプロジェクトを紹介した後に
対話が始まったのですが、どうも対話になっていない。

大野氏の質問に対してのペロー氏の答えが何かずれているように感
じてしまうのです。此処でその詳細に付いて話は出来ませんが、印
象としては、ペロー氏は対話をすると言うよりは自分のプロジェク
トの設計コンセプトを話す事に集中していたような感じでした。

そんな噛合わなかった対話の印象でしたが生で話を聞けた事は貴重
で有意義な時間が過ごせたと言う事です。
09年02月13日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
09年02月09日

神社の様式

先日、現場の帰り道に神社が有ったので、どんな神社なのかと寄り
道をして写真に収めて、神社建築について調べたのですが、興味深
い事が幾つかありました。

その1つがこの懸魚。以前このブログでも懸魚の事を書きましたが
此処の懸魚は彫り物で出来ているタイプなので結構珍しい様です。

20060209_02.jpg

もう1つがこの神社の建築様式で日吉造り(ひえつくり)この造り
は大津市の日吉大社(ひえたいしゃ)の本殿の造り方から来ている
造り方ですが、この神社の大本の神社は日吉大社ではないとの事。

20060209_01.jpg

同じ神様を拝するのに様式が違っても良いのだろうかと、疑問が出
てきてしまい、止め処が無くなりそうなので、適当な所で調べるの
を止めた所です。

町の小さな神社でも結構面白い発見がある物です。


09年02月09日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
09年02月07日

光触媒

新築やリフォームをして便器を新しくした住まい手から、今度の便
器は汚れが付かないね。という言葉を良く聞きます。

これは便器に光触媒を使用しているのが原因で起きる作用なので、
便器の選択の時に話をしているのですが、やはり実際に使用しない
と実感できていないのかも知れません。

光触媒の原理については「光触媒工業会の光触媒入門」をご覧にな
ると判ると思いますので、此処では省きますが、光触媒として使わ
れているのは酸化チタンという物質で、これには防曇、防汚、ガス
分解、抗菌、水浄化などの効果があるので、住宅に使われる物とし
て便器やタイルが主だった物ですが、窓ガラスの外側に塗って、汚
れが付き難くするという製品も有ります。

結構注目の光触媒ですが、新たな光触媒で酸化タングステンに銅イ
オンをプラスした物を新エネルギー・産業技術総合開発機構が開発
したとケンプラッツに発表されていました。

この触媒にはシックハウス対策の効果を期待されていて、その実験
が開始されたそうなので近い将来に製品化されるのかも知れません。
このような製品が開発されると、現在行われているシックハウス対
策も変わってくる可能性は有りますね。






09年02月07日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
09年02月06日

初午

暦を見ると今日は初午と言う事なので、ここ世田谷ではどのような
風習が有ったのかを知りたくて、昼休みを利用して、ちょっと民家
園へ行きました。

20090206_01.jpg

世田谷で行われていたのは「小屋掛け」という物で、屋敷神として
稲荷を祀っている家では、初午が近づくと庭に丸太で骨組みを作り
周りを筵(むしろ)で囲って、中に囲炉裏を作り子供たちが太鼓を
叩いたり、甘酒や汁粉を作って遊んだそうで、昭和の始め頃まで行
われていたそうです。

全国で色々な風習が有りますが、段々と少なくなってきているのが
現状です。暦の上でのこのような行事は五穀豊穣を祈願する事から
始まっている事が多いため、土から離れてしまうと祈願の形も変わ
るので、仕方のない事では有りますね。
09年02月06日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
09年02月05日

香図組

最近の住宅に和室が少なくなりましたので、それに伴って障子も少
なくなっています。日本の障子は組子と言われている、立て横の桟
の組み合わせが美しくデザインされている物が有りますが、そのよ
うなデザインを求められる事は滅多に有りません。

20090205_01.jpg

そのれなので、目に付いた時に写真に収めておく事にしていますが
その中の1つが今回の障子です。


20090205_02.jpg


この障子の組子の名前は「香図組」です。これは香道で源氏香と言
われる物が有り、その香を聞き分ける時に使う香図という物が有り
ますが、そこからこの名前が付けられたようです。

障子1つにも奥深い物を感じます。
09年02月05日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
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