07年11月19日

低温発火

皆さんは「低温発火」と言う言葉をご存知ですか?
これは台所のコンロの壁をステンレス製の金属などの不燃材で貼ってい
てその不燃材の下地が木製などの時、下地が長時間に渡り暖められて炭
化して火を消した後でもその炭がくすぶり続けて火事に発展すると言う
現象です。
暖炉などは火力が強くレンガなどや石を壁に使う例は多いですがその時
に木材などの壁に直接触れるような状態で壁を作ると低温発火になる事
が有ります。又、薪ストーブなど木材を火の元にしますが樹種によって
火力が変わってくる事などあまり気にしていない様ですが暖炉を計画し
ている人は注意が必要です
07年11月19日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
07年11月14日

筋交いの位置

日本列島は地震列島と言われるほど地震が多く、家の耐震の関心も高い
ようですが、実際に話を伺っていると、間違って伝えられていて、その
まま覚えてしまう事により返って危険に晒されている事も少なく有りま
せん。その一例が筋交いは多いほど良いと思っている事です。筋交いは
地震の水平の力に有効で左右、前後の揺れに抵抗する力を持ちますが
筋交いが有る場所と量のバランスが問題です。一箇所に集中して有って
も家全体を支えきれる物でも無い事はちょっと考えると判りますが、
自分の家の事になると結構飛んでしまう事が有るようです。一箇所が強
くても他の場所が弱いと家がねじれて倒れてしまうと言う訳です。です
から全体のバランスを考えながらわざと筋交いを入れない事も有ります。

07年11月14日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
07年11月10日

廻縁

壁と天井との接点の角に付ける材料を廻縁と言いますが、ここの造り方
は色々な方法が有ります。何も付けない方法や溝を付ける方法がハウス
メーカーなどで採用されているのをよく見かけます。以前リフォームの
打合せをしていて、ご主人の拘りやご夫婦の生活観などを伺いながら有
る色がイメージされてきました。その色をどこかに生かせないかと考え
廻縁に使う案を提示したところ、大変気に入って頂いて採用となったの
がこの写真です。バーミリオンの廻縁、壁と天井の色の変化を受け止め
てくれています。実は廻縁を使いために天井をこの色にしたと言うのが
本音ですけれどもね。

07年11月10日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
07年11月09日

空間の求心力

部屋は広いほうが気持が良いという事が有りますが、その中にちょっと
した壁を造る事によって、その壁に求心力が生まれ、空間が締まると言
う効果を出す事が出来ます。葉山T邸ではリビングとキッチンとの間に
幅が狭い壁を設けながら全体感を損ねないようにしました。こうする事
によってまとまりを生む事が出来ました。



07年11月09日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
07年11月08日

透明な階段

階段は階段室と言われる事も有るように、1つの空間単位となる事も有
りますが、そうした分離した空間で無い様にした階段が写真の葉山T邸
の階段です。蹴上げと言われる部分の板を無くして踏み板だけで構成し
たものですがこのようにすることによって、移動する時に部屋が見えて
階段が透明化しているように感じ広がりがでるようになります。



07年11月08日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
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