07年08月31日

応接室

以前の住宅には応接室あるいは客間と言うのが必ず有りましたが、現在
の家でこの部屋の要望は殆ど有りません。

生活様式も変わり家にお客様を招くとしても改まった部屋にお招きする
事が無くなった為なのかも知れませんが年に数回しか使わない部屋を作
るよりは家族が使う空間をより広くしたほうが現実的であると我々の先
輩建築家達が住宅雑誌などに寄稿して多くの人に知れた結果と言う事も
出来るでしょう。

しかし、来客がまったく無いという家は無いと思いますので、何らかの
形でお客様を迎えていると思います。迎える心を表す空間を考えて置く
事も家を考える時には必要な事だと思いますが、如何ですか?
07年08月31日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
07年08月28日

小さな政府

昔、確認申請の建築面積の算出について役所と議論になった事が有った
のを思い出しました。
設計をする時はミリ単位で設計します。そうすると面積を計算すると
1/1000メートルまで計算されますが申請書類の記載は小数点
第3位を切り捨てて計算したのですがこれがダメだと言うのです。

第3位を切り上げて計算しなさいとの指導が出ました。その根拠は何で
すかと尋ねたら、内部規定です、との答えでしたのでこちらも簡単には
納得できません。そこで何故小数点以下第3位を切り捨てるかと言うと、
建築基準法関係に規定が無い為に不動産登記法施工令の第8条を準用し
ている事を主張しましたが明確な規定が無い為に処分権限者に従わなけ
ればなりません。

今、小さな政府とか地方に権限を委譲して独自性を持たせるなどと言わ
れていますが、変な独自性にならない事を願うばかりです。
07年08月28日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
住宅の不動産案内などでよく見かける文字にロフト付きという物が有り
ます。このロフトですが法律で認められているのは収納などに使う事を
目的とした物に限られています。ですから天井高も1400?以下と言
う制限が有ります。(成人が真っ直ぐに立っていられない高さ。)しか
し一般的には此処を普通の部屋として利用できるような考えが有るよう
に思われます。耐震偽装事件で昨日、姉歯元建築士の判決が出ましたが
この事件を通して建物の安全性に付いて広く社会に知れ渡っている現在
でも、この小屋裏(ロフト)が有る事により強度の検討する事に付いて
認識されているとは言えないのではないでしょうか?そこに住む人が空
間の有効利用だけの考えでいると、自分の命を自分が軽んじる結果とな
るので良く考えて利用する事が大事であると思います。

07年08月26日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
07年08月25日

空調は屋内配管

建築費全体を考える時、建築本体、空調設備、給排水外部接続、照明器
具、外構工事その他諸々の費用が掛かります。頭の中では判っているよ
うでもいざ計算をすると結構建築本体以外の金額が掛かるのが判ります
その時に予算から外される事が多いのが空調工事ですが、実際には付け
るのですが家電量販店などで買い求めて予算を圧縮する積もりになった
りします。しかしその場合外壁に穴を開けてそこに管を通して室外機と
接続する方法を取り、外壁にその管が露出するためそれをカバーしてい
るのを見かける事が有りますがあまり格好が良いとは言えません。
やはり、空調計画をちゃんとして屋内に配管をしたほうが良いと考えて
お話しますが、予算が有っての事なので全体のバランスを取りながら丁
寧に話を進めて行くと理解していただく事が多いです。予算の事は設計
する人と良く話を進める事が肝心です。


07年08月25日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
07年08月24日

金物工法

木造軸組工法と言っても最近は様々な工法が出てきています。画像もそ
の1つの金物を使う工法です。以前紹介したホールダウン金物と言う物
が有りましたが、ホールダウン金物は従来の軸組工法を補強して耐力を
増す考え方ですが、画像の金物は柱を基礎に緊結する方法として考え出
された物で基礎に直接金物をボルトで止めて柱に溝が付けてあり、その
金物を挟むようにして地震などの揺れが起きた時に抜けない為に金属ピ
ンを打ち込んで止めるようにしてある物です。このような止め方も様々
な物が有ります。


07年08月24日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
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