07年08月20日

犬走りの遊び

建物の周囲でコンクリートや砂利などで地面を保護した部分を「犬走り」
と言います。この犬走りにちょっと遊び心を施したのが下の画像です。
これは那智黒という石をトンボの形に見立てて埋めた物です。
あまり人の目に付かない所ですがこんな遊びをするのは如何ですか?


07年08月20日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
07年08月19日

定礎神

過日、東京国立博物館の東洋館で興味を惹かれる物を見ました。イラク
から出土された紀元前24〜25世紀の銅製の定礎神像です。日本の建
築様式は石を置いて作る物ではないので最初に石を置く事は有りません
でした。ですから定礎が有りません。しかし現在のビル建築に見られる
ように建物には「定礎」と書かれた銘盤を見ることができます。定礎と
いう考えは完全に輸入された物と考える事が出来ます。そして本来の定
礎に用いられた像が画像の物のようです。この像を打ち込む事によって
神に祈りを捧げたと見られています。現在の日本の定礎式は完成時に行
われ銘盤の奥に完成時の設計図や新聞などが入った鋼製の箱を設置する
のが多く見られます。本来の定礎とは大分違った形になった物です。
そう言えば、何年か前に住宅にも定礎板を設置しようと言う提案が建築
ジャーナリズムを通してされていて、その定礎板に設計者の名前を書き
入れようと言う事でした。私も何件か見ましたが、最近の住宅で見た事
が無いですが、皆さんは見た事有りますか?このブログを読んで戴く建
築主の方にはそのような定礎板を設置する事をお勧めします。それは、
建物が出来る過程が建築主と建築家と施工者がハッピーな関係であった
証拠と思うからです。神頼みでない信頼された関係を表す物と言えるの
では無いでしょうか。

07年08月19日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
キッチンの使い勝手の打ち合わせをする時に奥様は最初からこちらの話
に耳を傾けて貰える事は結構大変な時が有ります。料理をしない人に使
い勝手が判るはずが無いというのが後で聞いた理由です。しかし、その
考えを少し待っていただきたいと思います。男が料理をしないと誰が
決めたのでしょう、私は一通り料理を作りますし魚だって捌く事をしま
す。ケーキだって出来ます。但し、ケーキを作るのはレシピ通りにし
ないと結構失敗する事も経験しています。(これは作れるとは言わない
か)住宅の建築を設計する者として経験しないで提案は出来ません。
そんな訳でキッチンの使い勝手は判っているつもりです。ですから
オーブンを設置する場合、電気が良いかガスが良いか料理によって考え
る事が必要ですし、電子レンジ兼用オーブンが良いか又はオーブンが流
し台に組み込まれた物が良いか電子レンジをカウンターに置く時に気を
付けなければいけない事など経験から話が出来ます。このような話をし
てからはこちらからの話にも耳を傾けて戴けるようになり、打ち合わせ
もスムーズに運びます。それでも使い方は個人的な所が殆どですので
良く話を聞いてから提案をするようにしていますけれどね。
07年08月18日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
07年08月16日

広さの基準

建物の広さを表す時や建物の単価を表す時に皆さんが用いている単位に
「坪」があります。しかし、尺貫法からメートル法に変わりそれまでの
尺貫法の数値をメートル法の数値置き換え無ければならなくなり。我々
が良く知る尺の寸法は1尺を10/33mとする事が計量法施工法 
第4条1項で定められています。この数字から1坪(1間x1間)を計
算すると3.305785124・・・となり収集が付かなくなります。この数字から
皆さんが良く知っている1坪=3.3?と言われているのですが、我々
はそれでは正確な数字が表せないので、やはり法律に定められている
計量法施工法第4条3項の「歩又は坪は平方メートルの121分の
400の面積をいう。」を用いて平方メートルに0.3025を掛けて
計算します。不動産の表示もこの数字を用いている事が殆どです。しか
し部屋の大きさを表す帖数はバラバラで、木造建築では1帖を
0.910x1.820=1.6562を基準にする事が多いですが他の数
字で表している不動産広告も良く見ます。部屋の広さを見る時に注意して
見ないと同じ6帖と表記されていても比較した物が違って来ますので気を
付けて下さい。
07年08月16日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
07年08月07日

間接照明

照明の方法は直接照明と間接照明が有ります。雰囲気を醸し出す照明は
間接照明が効果があると思います。

住宅の場合作業を主にする処と寛ぐ処が有りますが、家に還って来た時
に帰ってきたなぁとほっとする気分になって貰うため玄関に入った時の
雰囲気を大事にしたいとデザインしたのが写真の物です。
右側の吊戸棚は下足入れで、下足入れ上下に照明を入れ足元と天井を照
らすようにして有ります。足元は広く感じさせる効果も有ります。

今回の写真はマンションのリフォーム例です。


07年08月07日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
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