09年03月25日
JIS改定の影響
建築・土木・不動産の総合サイト、ケンプラッツの3月24日の記
事に「買い替え迫られるN90用のくぎ打ち機」が有りました。
これは木造建築に使用される釘のJISの改定の告示が今年の2月
20日に予定されていたのが延期になった事が書かれていて、改定
されるとN90の釘は現行の機械では釘打ちが出来ないために、関
係団体がパブリックコメントを出した事とその内容を検証している
記事でした。
この写真の釘はCN75と言う釘でこの釘は改定されても影響を受
けない釘です。
木造の2階建てでN90の釘を頻繁に使用する事はあまりない事ですが
それでも、結論がハッキリしないまま進んでしまうと、ある時まで
は合法であった物が知らない内に違法になっていた、なんて事が起
きる訳で、現場が混乱するばかりでなく、そもそも改定する理由が
何で有るのか判らない事になると思うのですが・・・・。
事に「買い替え迫られるN90用のくぎ打ち機」が有りました。
これは木造建築に使用される釘のJISの改定の告示が今年の2月
20日に予定されていたのが延期になった事が書かれていて、改定
されるとN90の釘は現行の機械では釘打ちが出来ないために、関
係団体がパブリックコメントを出した事とその内容を検証している
記事でした。
この写真の釘はCN75と言う釘でこの釘は改定されても影響を受
けない釘です。
木造の2階建てでN90の釘を頻繁に使用する事はあまりない事ですが
それでも、結論がハッキリしないまま進んでしまうと、ある時まで
は合法であった物が知らない内に違法になっていた、なんて事が起
きる訳で、現場が混乱するばかりでなく、そもそも改定する理由が
何で有るのか判らない事になると思うのですが・・・・。
09年03月23日
一日が早い
今日は以前、設計をした建築主から、知り合いの建築相談にのって
欲しいと頼まれていて、やっとお互いの時間の調整がついたので、
朝から現地へと行きました。
色々なお話を伺ったのですが、今回の計画は法律的には特殊建築物
になるのですが、東京都には建築基準法に付加して東京都建築安全
条例と言う法律が有り、その条例がネックになって、計画が進むか
否かは微妙な気配・・・。
相談が済んでから、時計を見れば3時過ぎ。
事務所を出る前に、現在工事進行中の「開感な家」の現場に行く予
定にしていて、行こうとした時にタイミングが良いというか、何と
言うか、現場から電話が来て、納まりを相談したいとの事。
そんな事で現場にて納まりの話をして、現場をチェックして、施工
上の事で気が付いた事を伝えて、事務所に戻ってきました。
今回の現場チェックは工程表には出てこない現場訪問ですが、私の
事務所ではこの様な事は良くある事で、又、必要な事だとも思って
いるのです。
それにしても、最近は一日の終るのが何となく早いような気がする
週明けの一日でした。
欲しいと頼まれていて、やっとお互いの時間の調整がついたので、
朝から現地へと行きました。
色々なお話を伺ったのですが、今回の計画は法律的には特殊建築物
になるのですが、東京都には建築基準法に付加して東京都建築安全
条例と言う法律が有り、その条例がネックになって、計画が進むか
否かは微妙な気配・・・。
相談が済んでから、時計を見れば3時過ぎ。
事務所を出る前に、現在工事進行中の「開感な家」の現場に行く予
定にしていて、行こうとした時にタイミングが良いというか、何と
言うか、現場から電話が来て、納まりを相談したいとの事。
そんな事で現場にて納まりの話をして、現場をチェックして、施工
上の事で気が付いた事を伝えて、事務所に戻ってきました。
今回の現場チェックは工程表には出てこない現場訪問ですが、私の
事務所ではこの様な事は良くある事で、又、必要な事だとも思って
いるのです。
それにしても、最近は一日の終るのが何となく早いような気がする
週明けの一日でした。
09年03月21日
年度末
昨日の朝は、ここ世田谷は雨模様で表に出て行くと言う雰囲気では
なく、このような時は家で読書でも・・・と言う感じ。
とは思いましたが、現在、世田谷美術館では平泉展が開催中、この
ような展覧会の時には大勢の人が来て、混雑の中で見なければなら
ない事が多いので、このような天気の時には空いているかも?
そんな気持で美術館へ行き、出てきたときには入る時とは大違いの
快晴で気持がよかったので、ちょっと公園へ。
辛夷の花が満開できれいな事、桜の開花予想が今週末ということな
ので、もう直ぐに桜も咲くのだろうと、桜を見れば、もう何輪かは
ほころび始めた砧公園なのでした。
そんな休日を過ごし、本来ならば三連休としたいところでしたが、
現在、消防法の改正により障害者支援施設等の施設に消防設備を設
置する義務が生じ、公的資金が使われる事もあり、工事の公平性を
保つ為に工事金額の入札がやっと終ったのも束の間、その工事を
3月中に消防の検査まで済ませなければならなくなり、施工会社に
無理を言って施工準備をして貰ったので、この土曜日から工事が始
まると言う顛末、そんな事情で今日は工事着工の為の立会いをして
来た所です。
なく、このような時は家で読書でも・・・と言う感じ。
とは思いましたが、現在、世田谷美術館では平泉展が開催中、この
ような展覧会の時には大勢の人が来て、混雑の中で見なければなら
ない事が多いので、このような天気の時には空いているかも?
そんな気持で美術館へ行き、出てきたときには入る時とは大違いの
快晴で気持がよかったので、ちょっと公園へ。
辛夷の花が満開できれいな事、桜の開花予想が今週末ということな
ので、もう直ぐに桜も咲くのだろうと、桜を見れば、もう何輪かは
ほころび始めた砧公園なのでした。
そんな休日を過ごし、本来ならば三連休としたいところでしたが、
現在、消防法の改正により障害者支援施設等の施設に消防設備を設
置する義務が生じ、公的資金が使われる事もあり、工事の公平性を
保つ為に工事金額の入札がやっと終ったのも束の間、その工事を
3月中に消防の検査まで済ませなければならなくなり、施工会社に
無理を言って施工準備をして貰ったので、この土曜日から工事が始
まると言う顛末、そんな事情で今日は工事着工の為の立会いをして
来た所です。
09年03月19日
TVCC火災亡備緑
2月9日の中国中央電視台の北側ビルの火災のニュースは大変な驚
きで、火事の恐ろしさを改めて知らされた訳ですが、
建築に携わっている人間の関心事と言えば、あのレム・コールハー
スのビルが火事になったのかと、
しかし、世の中の関心事は元宵節の爆竹の禁止や、いかにと言う事
のようで建築界とは別な所に興味があるようです。私としては、
この火事から少し時間が経ったい現在、落ち着いたところで火災に
ついての事を防備緑として置こうと言う事です。
建築に携わる者としては、改修工事になるのか、建替え工事になる
のか、今後の再建が気になるのですが、何しろこの建物の構造は
RC造なので、建替え工事になると、解体工事だけでも大変だろう
と想像するのですが、この火災は高層建築の未知の部分を曝け出し
た大きな事故になってしまいました。
北京・官邸趣聞博客(ぺきん・かんていこねたぶろぐ)
http://fukushimak.iza.ne.jp/blog/entry/907510/
中国・北京市で建設中の高層ビル「TVCC」が全焼、設計はOMA
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20090210/530342/
全焼のTV局ビル、設計者は大女優マギー・チャンのドイツ人恋人―北京市
http://www.recordchina.co.jp/group/g28450.html
OMA(Office for Metropolitan Architecture)とは1975年に
レム・コールハース、エリア&ゾエ・ゼンゲリス、
マデロン・フリーセンドルフらによって設立された建築設計事務所
の事を言います。
CCTV中国中央テレビの火災現場 A
http://www.youtube.com/watch?v=ajKnndOWSlo&eurl=http://uapnews.com/
Beijing Mandarin Oriental Hotel CCTV Building Fire 2009.02.09
http://www.youtube.com/watch?v=mBtIinwSD6Q&feature=related
【お知らせ】CCTV火災から一夜明けて・・・ブログ公開
http://koma.cocolog-nifty.com/emmy/2009/02/cctv-b788.html
CCTV Completed
http://www.flickr.com/photos/chaspope/2727300460/
CCTV Fire
http://www.flickr.com/photos/fuzheado/sets/72157613554656534/
TVCC after the Flames | Beijing
http://movingcities.org/movingmemos/tvcc-after-the-flames-beijing/
きで、火事の恐ろしさを改めて知らされた訳ですが、
建築に携わっている人間の関心事と言えば、あのレム・コールハー
スのビルが火事になったのかと、
しかし、世の中の関心事は元宵節の爆竹の禁止や、いかにと言う事
のようで建築界とは別な所に興味があるようです。私としては、
この火事から少し時間が経ったい現在、落ち着いたところで火災に
ついての事を防備緑として置こうと言う事です。
建築に携わる者としては、改修工事になるのか、建替え工事になる
のか、今後の再建が気になるのですが、何しろこの建物の構造は
RC造なので、建替え工事になると、解体工事だけでも大変だろう
と想像するのですが、この火災は高層建築の未知の部分を曝け出し
た大きな事故になってしまいました。
北京・官邸趣聞博客(ぺきん・かんていこねたぶろぐ)
http://fukushimak.iza.ne.jp/blog/entry/907510/
中国・北京市で建設中の高層ビル「TVCC」が全焼、設計はOMA
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20090210/530342/
全焼のTV局ビル、設計者は大女優マギー・チャンのドイツ人恋人―北京市
http://www.recordchina.co.jp/group/g28450.html
OMA(Office for Metropolitan Architecture)とは1975年に
レム・コールハース、エリア&ゾエ・ゼンゲリス、
マデロン・フリーセンドルフらによって設立された建築設計事務所
の事を言います。
CCTV中国中央テレビの火災現場 A
http://www.youtube.com/watch?v=ajKnndOWSlo&eurl=http://uapnews.com/
Beijing Mandarin Oriental Hotel CCTV Building Fire 2009.02.09
http://www.youtube.com/watch?v=mBtIinwSD6Q&feature=related
【お知らせ】CCTV火災から一夜明けて・・・ブログ公開
http://koma.cocolog-nifty.com/emmy/2009/02/cctv-b788.html
CCTV Completed
http://www.flickr.com/photos/chaspope/2727300460/
CCTV Fire
http://www.flickr.com/photos/fuzheado/sets/72157613554656534/
TVCC after the Flames | Beijing
http://movingcities.org/movingmemos/tvcc-after-the-flames-beijing/
09年03月18日
鳥衾と経の巻
このブログを読んでコメントを書いていただく事がよく有りますが
最近のコメントで日本建築に付いての質問があったのですが、その
コメント欄に書き込みきれない内容なのと、どうせコメントを返す
なら多くの人の目に触れたほうが良いかな? と、そんな感じの
今日のブログです。
そもそも、此処に日本建築やその部分などを紹介する記事を書いて
いるのは、自分自身としては過去の建築を見る事が自身の役に立つ
事も有ろうと思っている所も有って、建築を見ている訳ですが、
見る際に何も知らないで見るよりも知った上で見る事がより多くの
情報を得る事が出来るという経験から、皆さんが建築を見る楽しみ
の一助となればと思い、このブログに載せているのですが、元来古
建築を専門としている訳では無く、自分なりに調べた事を書いてい
るので、間違いなどあるかも知れませんので、承知して読んで下さ
い。
さて、前置きが長くなりましたが、今日の話は「鳥衾」(とりぶすま)
と「経の巻」(きょうのまき)
頂いた質問はこの鬼瓦の上の物の数の違いの意味について?
そこで鬼瓦の上の一本の物これは「鳥衾」という瓦で装飾的な意味
と、この鬼瓦と鬼瓦の後ろに積まれる棟瓦(棟熨斗積瓦)の接点に
上から雨の侵入を防ぐ役目が有ったようです。
もう1つの鬼瓦の上の三本の物、これは、もう少し正確に言うと元
来は鬼瓦では無く、屋根の勾配に合わせて屋根を跨ぐようになって
いる物でそれを”獅子口”と言い、その獅子口の上に載せる三本、
または5本の「経の巻」と言われる物です。これが何を表している
のかは定かでは有りませんが文字からすると経典の巻物であるよう
に感じますが、さてどうでしょうか。
ご質問ではこの獅子口の事を「卯立つ」と何処かで説明されたよう
ですが、おそらく棟がある壁が屋根より高くなっていて、それを指
したのでは無いかと思います。「卯立つ」は関西圏に多くてここ関
東ではあまり見かけないので現在手元に写真が有りませんので、
いつか写真が撮れたらブログの題材にしたいと思っています。
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最近のコメントで日本建築に付いての質問があったのですが、その
コメント欄に書き込みきれない内容なのと、どうせコメントを返す
なら多くの人の目に触れたほうが良いかな? と、そんな感じの
今日のブログです。
そもそも、此処に日本建築やその部分などを紹介する記事を書いて
いるのは、自分自身としては過去の建築を見る事が自身の役に立つ
事も有ろうと思っている所も有って、建築を見ている訳ですが、
見る際に何も知らないで見るよりも知った上で見る事がより多くの
情報を得る事が出来るという経験から、皆さんが建築を見る楽しみ
の一助となればと思い、このブログに載せているのですが、元来古
建築を専門としている訳では無く、自分なりに調べた事を書いてい
るので、間違いなどあるかも知れませんので、承知して読んで下さ
い。
さて、前置きが長くなりましたが、今日の話は「鳥衾」(とりぶすま)
と「経の巻」(きょうのまき)
頂いた質問はこの鬼瓦の上の物の数の違いの意味について?
そこで鬼瓦の上の一本の物これは「鳥衾」という瓦で装飾的な意味
と、この鬼瓦と鬼瓦の後ろに積まれる棟瓦(棟熨斗積瓦)の接点に
上から雨の侵入を防ぐ役目が有ったようです。
もう1つの鬼瓦の上の三本の物、これは、もう少し正確に言うと元
来は鬼瓦では無く、屋根の勾配に合わせて屋根を跨ぐようになって
いる物でそれを”獅子口”と言い、その獅子口の上に載せる三本、
または5本の「経の巻」と言われる物です。これが何を表している
のかは定かでは有りませんが文字からすると経典の巻物であるよう
に感じますが、さてどうでしょうか。
ご質問ではこの獅子口の事を「卯立つ」と何処かで説明されたよう
ですが、おそらく棟がある壁が屋根より高くなっていて、それを指
したのでは無いかと思います。「卯立つ」は関西圏に多くてここ関
東ではあまり見かけないので現在手元に写真が有りませんので、
いつか写真が撮れたらブログの題材にしたいと思っています。