09年10月05日

秋祭り

昨日は私が住んでいる町の秋祭りが行われて、昼間から大人御輿や
子供御輿、そして大太鼓を載せた山車が出て普段は静かな住宅街も
この日ばかりは賑やかな日でした。

夜は御輿が宮入りをして一際賑やかになり、神社の境内では近所の
方達の日頃の精進されている芸能が披露され、都会で見る事が少な
くなった村祭りのような雰囲気を感じさせていました。

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都会は隣近所との付き合いが希薄になって来ていて、社会全体が包
摂を失いつつある現在、祭りの時だけとは言え人の繋がりが感じら
れ、何となくほのぼのとした一日でした。
09年10月05日 | Category: 日記
Posted by: shimasekkei
09年10月04日

月の文化

昨日は旧暦の8月15日に当る日と言う事で「十五夜」。俗に言う
中秋の名月なので月見を期待したのですが、ここ世田谷の空は雲が
漂っていて中々月だけを鑑賞する事はできずに、雲の切れ間に顔を
出した月の鑑賞と成った写真を1枚。

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こうやって月を愛でる事を思うと、日本の文化だなぁ・・・、と感
じますね。旧暦は月の運航に基いた暦の事で有るし、建築で言えば
あの有名な桂離宮の月見台が有名なのはご存知のとおりです。
この桂離宮はコルビジェには評価されず、ブルーノ・タウトに評価
されてから国内で再評価されたと言う経緯が有る建築ではあります。

そんな事も感じつつ月見鑑賞は過ぎて行くのでした。
09年10月04日 | Category: 日記
Posted by: shimasekkei
09年10月03日

あるハウスコンペ

先月からあまり更新できずにいて、このブログを読んで頂いている
皆さんに心配かけているのでは?と思っているのですが、コメント
への書き込みもほとんどないので、まぁ、こちらで思うほどには期
待されている存在ではないのかなぁ、と言うような感じのこの頃で
すが皆さんご機嫌如何ですか?

そんな事を言いながら、つい最近ある建築家のブログを読んでいて、
あれ? と思う事がありました。そのブログには仕事の受注を受け
て現地を見に行った事が書かれていたのですが、その物件が他のハ
ウスコンペに出されていた物と同じ物ではないかと思わせる内容な
のです。

もし同じ物件であっても特段どうだという事は無いのですが、それ
でも何となく、すっきりしない気持ちでは有ります。
ハウスコンペに対して色々な意見が出されていますが、実際の仕事
に付けない若い建築家には良い機会であるとは言えます。しかし
実施設計に選ばれる事の不透明さやコンペ主催会社の担当者におけ
る恣意性と言うか誘導性と言ったものが働く事の不平等さ等、結構
偏向的決定がなされているのではと言う疑問が付き纏っているのも
現実です。

そんな中での今回のような建築主側のコンペへの出展の仕方が建築
家の才能を必要としているのではなく、ただ建築家に無駄な労力を
消費をさせているような感じに写ったのでした。
09年10月03日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
急に秋の気配が感じられる、ここ世田谷地方ですが皆さんのお住ま
い所は如何ですか?
この数日間はPCの通信状況が悪く、ブログの更新が出来ないでい
たのですが、今日は久しぶりに更新が出来ました。
(メール等は他の通信システムにて対応出来ていますので、問い合
わせなどの影響は有りませんので遠慮なく問い合わせ下さい。)

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今日はと言えば日本の政治が大きく変換する日で歴史の1ページに
成る事は明らかです。
ここ何年か1個人の建築士が自分の欲望の為に起こした不正を、勇
気ある決断で告発した人間が社会的に不利益を強いられたばかりで
なく、急場凌ぎの建築基準法改正が行わて、その結果、多くの建築
主が余計な負担を負わされて、景気の足を引っ張ったのにも拘わら
ず、当時の国土交通省の大臣は、このような混乱を国民が暖かく見
守って欲しいなどと、呑気な事を言い出す始末には、開いた口が塞
がらない。唖然とした状態が続いていたので、今度の政権には建築
主が不利益を受けず、社会全体として健全な建築が出来るような法
改正がされる事を望んでいるのが、今日の心境です。
09年09月16日 | Category: 日記
Posted by: shimasekkei
09年09月02日

東京の国宝

東京郊外の東村山市に東京都の建造物としては唯一の国宝である、
金剛山 正福寺というお寺が有ります。私は偶々このお寺の近所に
行った時に、建築物を見るのが好きなので寄った所、初めて知った
事なのですが・・・。

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20090902_02.jpg

と、言う訳でこのお寺の見所をご紹介。
国宝は本堂ではなくて、正門から入った所の正面にある地蔵堂です。
この地蔵堂の建立は室町時代の1407年だそうです。屋根は元の
材料に復元されて柿葺(こけらふき)です。以前の記事の桧皮葺
対称となる葺き方です。

建築的な見所としてはこの屋根の形状の先端の反り(そり)が1つ
でこのように屋根の形を自由に付けられるようになったのは平安時
代以降なので屋根形状を見て時代を推測する見方も有りますね。

そしてこの大きい屋根の下に庇のように付いている屋根を裳層(も
こし)と言い此処の屋根は一重なので「一重裳層付き」と言ったり、
この庇状の事を裳階(しょうかい)とも言い「裳階造り」と言った
りもするようです。
又、中世・近世ではこの部分を"ゆた"(雨打、雪打)と言う別称も
あり、それに準じて「雨打造り」と呼ばれる事も有ったりします。
同じ造りでも名称が色々と有るようですが、この作りは寺院で禅宗
に見られる造りである事は共通しています。

この建物には他にも見所が有りますが、ちょっと専門的になるので
紹介はこの位にしておきますが、建築の屋根1つにも夫々の歴史が
宿っているのが判ります。


09年09月02日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
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