07年10月02日
コンロ前の壁
台所の流し台前の壁の仕上でタイル仕上を敬遠する人が居るのですが、
敬遠する理由がタイルの目地が黒く汚れて綺麗にならないと言われる事
が結構有ります。目地のモルタルに油が染み込んで取れなくなるのが原
因ですが、そんな話の時に最近では光触媒技術が発達して来て油汚れが
付き難く、掃除がしやすくなっている事等の話をします。そんな事も
有ってか、タイルを使う事が一時期よりも増えてきました。タイル以外
ではパネル状の不燃材を貼る事が多いですが、そのような不燃材と比較
するとタイル貼は色々なデザインが出来るので、好まれると言う事で
しょうか。
敬遠する理由がタイルの目地が黒く汚れて綺麗にならないと言われる事
が結構有ります。目地のモルタルに油が染み込んで取れなくなるのが原
因ですが、そんな話の時に最近では光触媒技術が発達して来て油汚れが
付き難く、掃除がしやすくなっている事等の話をします。そんな事も
有ってか、タイルを使う事が一時期よりも増えてきました。タイル以外
ではパネル状の不燃材を貼る事が多いですが、そのような不燃材と比較
するとタイル貼は色々なデザインが出来るので、好まれると言う事で
しょうか。
07年10月01日
北側の庭
庭を造る事の話をすると、殆どの方が庭を南側に設けるのを希望されま
す。北側広く開けるのは勿体無いとの意見ですが、何が勿体無いかつい
聞きそびれて今まで来てしまいました。(笑)画像は旧前川國男邸
のダイニングから北側の庭を見た画像とその北側の庭の画像です。
この家は北側に玄関が有りますので北側の道路から入ってくるのですが
玄関は直接道路に面して無くて西を向いて玄関に入ります。そして道路
から庭を眺めながら玄関にアプローチしている事と、ダイニングから庭
が眺められるようになっていて、ダイニングの席についた人が自然に庭
を見る事が出来る様に造り付けのダイニングテーブルが窓面に対して垂
直では無くて角度が付いています。家全体の配置のバランスを考えて造
られていて北側の敷地を無駄にしないで生かしている事が良く判ります。
これなら勿体無くありませんよね。
す。北側広く開けるのは勿体無いとの意見ですが、何が勿体無いかつい
聞きそびれて今まで来てしまいました。(笑)画像は旧前川國男邸
のダイニングから北側の庭を見た画像とその北側の庭の画像です。
この家は北側に玄関が有りますので北側の道路から入ってくるのですが
玄関は直接道路に面して無くて西を向いて玄関に入ります。そして道路
から庭を眺めながら玄関にアプローチしている事と、ダイニングから庭
が眺められるようになっていて、ダイニングの席についた人が自然に庭
を見る事が出来る様に造り付けのダイニングテーブルが窓面に対して垂
直では無くて角度が付いています。家全体の配置のバランスを考えて造
られていて北側の敷地を無駄にしないで生かしている事が良く判ります。
これなら勿体無くありませんよね。
07年09月28日
関東猫間障子
以前の記事の「猫間障子と雪見障子」の中に関西猫間と関東猫間が有る
と書きましたが、先日、江戸東京たてもの園の小出邸に関東猫間障子が
有りました。関東猫間は障子を左右に引き分けて障子の中央が開く形の
物です。現在の猫間障子の殆どは上にすり上げる方法なので。この方式
の障子を見る事はあまり無いのではないでしょうか?
と書きましたが、先日、江戸東京たてもの園の小出邸に関東猫間障子が
有りました。関東猫間は障子を左右に引き分けて障子の中央が開く形の
物です。現在の猫間障子の殆どは上にすり上げる方法なので。この方式
の障子を見る事はあまり無いのではないでしょうか?
07年09月27日
保水力
地球温暖化の影響で夏は水不足や豪雨冬は暖冬と言われていて、雪が少
ないという現象が起きています。
雪が少ないと山に水の保水が無くて川の水も少なくなります、そうする
と夏の水不足になり、川の水が海に流れ込むのが少ないので魚の成育に
も影響する事になると言う訳です。
そしてこの温暖化の原因の1つに揚げられているのが材木の伐採が有り
ます。山に木が無くなり、二酸化炭素を消費する光合成が行われる量が
少なくなる事です。
山の木が無くなれば地面が現れ水分が蒸発して土が乾き、余計に保水力
が無くなり水を含まない山は崩れて行くと言う連鎖が起こって来るのは
予想できる事です。
我々が住む場所についても同様の事が言われていて。都市等下水道が整
備された所にに家を建てる場合、家の周りをコンクリート等の浸透性の
無い物で土を覆ってしまうと、降った雨が地中に廻らずに下水に流れて
行きます。そして土は水を含まない土となってしまうのです。土に含ま
れるべき水までも下水道に流れるために、一時に雨が多く降ると下水道
の許容量を超えるために道路に水が溢れ家にまで浸水する騒ぎになる事
はよく報道されています。それを少しでも改善する方法として、外構工
事やカーポートなどコンクリートなどを使おうとしている場所に浸透性
の有る材料を提案するのですがあまり採用されません。地球温暖化の防
止が身近な事からできる事を社会的にもっと認識が変わらないと無理な
ようです。
ないという現象が起きています。
雪が少ないと山に水の保水が無くて川の水も少なくなります、そうする
と夏の水不足になり、川の水が海に流れ込むのが少ないので魚の成育に
も影響する事になると言う訳です。
そしてこの温暖化の原因の1つに揚げられているのが材木の伐採が有り
ます。山に木が無くなり、二酸化炭素を消費する光合成が行われる量が
少なくなる事です。
山の木が無くなれば地面が現れ水分が蒸発して土が乾き、余計に保水力
が無くなり水を含まない山は崩れて行くと言う連鎖が起こって来るのは
予想できる事です。
我々が住む場所についても同様の事が言われていて。都市等下水道が整
備された所にに家を建てる場合、家の周りをコンクリート等の浸透性の
無い物で土を覆ってしまうと、降った雨が地中に廻らずに下水に流れて
行きます。そして土は水を含まない土となってしまうのです。土に含ま
れるべき水までも下水道に流れるために、一時に雨が多く降ると下水道
の許容量を超えるために道路に水が溢れ家にまで浸水する騒ぎになる事
はよく報道されています。それを少しでも改善する方法として、外構工
事やカーポートなどコンクリートなどを使おうとしている場所に浸透性
の有る材料を提案するのですがあまり採用されません。地球温暖化の防
止が身近な事からできる事を社会的にもっと認識が変わらないと無理な
ようです。
07年09月26日
石灯籠
石灯篭は元々仏寺の献灯用の物であったのが、後に神社にも用いられる
ようになり。仏寺、神社いずれも仏殿、社殿の正面に一基建てるのが
古式であり、室町末期以後に二対にする事が行われ始め、石灯籠は庭と
は関係が無かったのが、桃山時代に千利休が日本庭園の中に茶庭(露地)
を発生させてこの中に灯篭を置き、夜の茶会の露地の照明に用いたと
作庭家の中根金作が述べています。
千利休が庭に用いてから茶人が夫々の好みに応じて色々な灯篭が表われ
てきたと言うのが石灯籠の歴史の様です。
現在の都会での住宅は敷地にゆとりが無いために日本庭園を作庭する事
は少なくなり、石灯籠の種類を知る機会も無くなりましたが、日本の庭
の基本アイテムである事には変わり有りません
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ようになり。仏寺、神社いずれも仏殿、社殿の正面に一基建てるのが
古式であり、室町末期以後に二対にする事が行われ始め、石灯籠は庭と
は関係が無かったのが、桃山時代に千利休が日本庭園の中に茶庭(露地)
を発生させてこの中に灯篭を置き、夜の茶会の露地の照明に用いたと
作庭家の中根金作が述べています。
千利休が庭に用いてから茶人が夫々の好みに応じて色々な灯篭が表われ
てきたと言うのが石灯籠の歴史の様です。
現在の都会での住宅は敷地にゆとりが無いために日本庭園を作庭する事
は少なくなり、石灯籠の種類を知る機会も無くなりましたが、日本の庭
の基本アイテムである事には変わり有りません