07年07月10日
室内換気
この家は外張り断熱工法で建てた家です。上の写真は、換気扇の排気の
カバーですが、壁が結構汚れているのが判ります。
現在の住宅はシックハウスの対策として室内の換気量を計算してそれを
役所に示す義務が有りますが、必ずしも機械を使わなければいけないと
言う事ではないけれど断熱効果を上げるために外張り断熱を採用してい
るので家の気密性能は高いために換気は機械を使う事になったのですが
半年経ったところで換気扇の所を見るとこの汚れです。
家の中の空気がそれだけ汚れているという事です。蛇足ですがこの換気
扇は台所の物では有りません。
07年07月09日
寝室のあり方
寝室を計画するのは結構気を使います。最もプライベートな空間を昨日
まで見ず知らずの人間に話をしなければならない方も気を使うでしょう。
こちらも何処まで聞いていいのやら思案をしてしまいます。建築の専
門雑誌「日経アーキテクチュア」の記事で”寝室を均等分割した団塊
夫婦向けプラン”http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/free/NEWS/20060905/131559/
と言うのが出ていました。
私も過去の経験で夫の鼾がうるさいのでベッドを放して置いて欲しいな
どの事は有りましたがこのように別にして販売をすると言う事は寝室を
別にしたいとか離れて寝たいと言う要望が多かった結果なのでしょうか?
あなたの場合は如何ですか?
まで見ず知らずの人間に話をしなければならない方も気を使うでしょう。
こちらも何処まで聞いていいのやら思案をしてしまいます。建築の専
門雑誌「日経アーキテクチュア」の記事で”寝室を均等分割した団塊
夫婦向けプラン”http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/free/NEWS/20060905/131559/
と言うのが出ていました。
私も過去の経験で夫の鼾がうるさいのでベッドを放して置いて欲しいな
どの事は有りましたがこのように別にして販売をすると言う事は寝室を
別にしたいとか離れて寝たいと言う要望が多かった結果なのでしょうか?
あなたの場合は如何ですか?
07年07月08日
見積チェックの重要度
計画中の建物で各工務店の見積書が出てきた見積書のチェックをします
が、金額の高い安いを見るのであれば各見積項目の比較表を作成すれば
済むのですが、それでは見積のチェックにはなりません。
表された金額がどのように導かれたのかを理解して妥当な金額なのかを
見極めないと、手抜き工事の原因を作ることになってしまいます。
金額が安いのは良いが無理をして赤字で出していないか、数量は適切か
等々をチェックして建築主に報告します。ですから私の事務所では金額
が1番安く出した会社が請け負う事が決まるわけでは有りません。
建築主が納得して初めて請負契約の運びとなります。
納得できる材料が出ない場合は再度、見積を出して頂く会社を探す事も
有ります。
工務店には無償で労力をお願いする事になるので、事前に説明をして理
解をしていただいた上でお願いしています。
が、金額の高い安いを見るのであれば各見積項目の比較表を作成すれば
済むのですが、それでは見積のチェックにはなりません。
表された金額がどのように導かれたのかを理解して妥当な金額なのかを
見極めないと、手抜き工事の原因を作ることになってしまいます。
金額が安いのは良いが無理をして赤字で出していないか、数量は適切か
等々をチェックして建築主に報告します。ですから私の事務所では金額
が1番安く出した会社が請け負う事が決まるわけでは有りません。
建築主が納得して初めて請負契約の運びとなります。
納得できる材料が出ない場合は再度、見積を出して頂く会社を探す事も
有ります。
工務店には無償で労力をお願いする事になるので、事前に説明をして理
解をしていただいた上でお願いしています。
07年07月07日
地盤
最近の住宅の計画では地盤調査が普通に行われるようになってきました。
欠陥住宅の問題などが認知されるようになって建築主の意識が地盤にも
払われるようになった結果だと思います。
昔は市役所などでその地域の地盤の地耐力を教えてもらいその数値に基
づいて行っていたのです。
しかし地盤は表面では判らない事が多くあり実際に建てた後に家が傾い
たなどの問題も発生して段々と社会問題化してきて現在に至っています。
都市部や郊外地の宅地開発された土地など昔から有る土地形態を変えて
平坦に或いは雛壇上にしているので本来有った土地の形を知ることが
困難になってより問題を大きくしてきたのです。家を建てようとして地
盤調査をするのは本人のリスクですが土地を探している時などは一々と
調査していたのではお金が掛かりすぎて大変です。
そこで誰でも簡単にその土地がどのような土地であったかを推測する方
法が有ります。
それは、その土地の地名を頼りに推測が出来ます。何々谷とか何々丘な
ど地名には高かった所や水田だった所、川だったところなどを表す地名
が付いたりするのである程度予測が出来ます。
何千年と掛かって出来た地盤を変える事は後何千年掛かると言う事です
から。それを知った上で計画を進めると言う事が安心して生活するため
にも大事な事です。
欠陥住宅の問題などが認知されるようになって建築主の意識が地盤にも
払われるようになった結果だと思います。
昔は市役所などでその地域の地盤の地耐力を教えてもらいその数値に基
づいて行っていたのです。
しかし地盤は表面では判らない事が多くあり実際に建てた後に家が傾い
たなどの問題も発生して段々と社会問題化してきて現在に至っています。
都市部や郊外地の宅地開発された土地など昔から有る土地形態を変えて
平坦に或いは雛壇上にしているので本来有った土地の形を知ることが
困難になってより問題を大きくしてきたのです。家を建てようとして地
盤調査をするのは本人のリスクですが土地を探している時などは一々と
調査していたのではお金が掛かりすぎて大変です。
そこで誰でも簡単にその土地がどのような土地であったかを推測する方
法が有ります。
それは、その土地の地名を頼りに推測が出来ます。何々谷とか何々丘な
ど地名には高かった所や水田だった所、川だったところなどを表す地名
が付いたりするのである程度予測が出来ます。
何千年と掛かって出来た地盤を変える事は後何千年掛かると言う事です
から。それを知った上で計画を進めると言う事が安心して生活するため
にも大事な事です。
07年07月05日
接道2m
この通路の奥には2軒の家が有ります。
そしてこの通路の幅は2m強です。さぁどうしましょう。
建築基準法では敷地は道路に2m以上接していなければならないと定め
られています。しかし此処は2軒分で2m強で道路に接しているのです。
東京都内とその近郊にはこのようなところが結構有ります。
そして家を建て替えようと思い相談をすると、敷地が道路に2m以上接
していないのでこの土地には家は建てられませんよと言われるのが一般
的です。
困り果てた建築主は建てるのを諦めるしかないのかと諦めかけたのですが、
最後に意見を聞いてみようと言う事で相談に来ました。
私が敷地を見た所、役所との交渉次第では何とか成るかも知れないと感じ、
その旨を告げて別れました。
それからが大変な毎日でしたが、やっと役所と話が出来る様になり、
何回か交渉をして図面も何回か描き直してどうにか目処が付いて、建築
確認も済み、工事も終わって、今では建築主ご家族が暮らしています。
もちろん、建築の完了検査も受けて、検査済証も受領しています。
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そしてこの通路の幅は2m強です。さぁどうしましょう。
建築基準法では敷地は道路に2m以上接していなければならないと定め
られています。しかし此処は2軒分で2m強で道路に接しているのです。
東京都内とその近郊にはこのようなところが結構有ります。
そして家を建て替えようと思い相談をすると、敷地が道路に2m以上接
していないのでこの土地には家は建てられませんよと言われるのが一般
的です。
困り果てた建築主は建てるのを諦めるしかないのかと諦めかけたのですが、
最後に意見を聞いてみようと言う事で相談に来ました。
私が敷地を見た所、役所との交渉次第では何とか成るかも知れないと感じ、
その旨を告げて別れました。
それからが大変な毎日でしたが、やっと役所と話が出来る様になり、
何回か交渉をして図面も何回か描き直してどうにか目処が付いて、建築
確認も済み、工事も終わって、今では建築主ご家族が暮らしています。
もちろん、建築の完了検査も受けて、検査済証も受領しています。