最近メディアなどであまり耳にしなくなったシックハウスという言葉で
すが、わざわざ取り上げなくても良い状態に世の中がなって来ていると
言う事でしょうか。

住宅ではシックハウス対策が施される事として確認申請のときに仕上げ
材や下地材のホルムアルデヒド放散量の提示とそれに伴う換気計算を示
さなければいけないことになっていて人体に与える害は建築物からは相
当軽減されて来た感が有ります。

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この写真の部屋の仕上げは生石灰クリームを塗った物でシックハウス対
策も考慮した仕上げとしています。

そんな事を思っていた先日、植物の遺伝子を組替えた植物で光合成され
て二酸化炭素をでんぷんなどの有機物に替えるのと同じようにホルムア
ルデヒドを有機物に変える事ができるようになったと報道されていまし
た。そうなるとその植物を室内に置くと自然にホルムアルデヒドを無害
化してくれるので科学物質過敏症の人には特に朗報です。

早い製品化が望まれる所ですが、未だ実験段階だそうで実現化の目処は
建っていないようです。そんな記事の中で、この実験に使われた植物の
1つがシロイヌナズナと有りました。植物で「イヌ」と付いているのは
役に立たないと言う事を指しているのでこの植物の名前は返上されるの
かも?

そんな事は無いでしょうが世の中何かの役に立つ物だと一人合点したお
話でした。


AFP BBNews
シックハウス症候群を防げるか、近畿大・京大が有毒物質を吸収する
植物を開発